
※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、
PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。(念のためご報告…←テンプレ
(※言いたいことが多いあまり、とにかくレビューが長いです。
自分でもこんなに書くと思ってなかった^^; お時間のある方にオススメ。)
あの、あの、、、すごく面白かったんですけど!!!!
フジなのに、しかも木10なのに…ここ最近微妙な作品が放送されてたのが嘘みたい(笑)
始まる前から元々期待は高めでして。
凸凹バディだし、浅野さんと神木くんという、
あんまりドラマに出ない二人が出演するのが新鮮だしで、
とにかく楽しみだったんですよね。
いやでも、脚本家さんの過去作の事もあるし、期待しすぎちゃいかん…
とも思ってたんです。
ところがどっこい、蓋を開けてみたら期待以上に楽しんでしまった!
見事にハマっちゃって、6回も視聴してしまったよ、私…
毎日見てるよ、まだまだ見たいよ(笑)
見るたび「好きだーーー!!」っていう想いが込み上げてきて、
ようやく今、レビューとして残す所存であります。
文章がめちゃくちゃになりそうだが…よし、書こう!!
楽しみにしてたので、原作として既に発売されてる全3巻分の試し読みをしてみました。
原作は割とおちゃらけたイメージがあって、
もしかしてコメディっぽくなるのかな?と思いきや、
結構作り込まれたドラマになってましたね。
原作とは「いい意味で」別世界の作品に仕上がってた印象。
でも、シリアス過ぎず、暗くなり過ぎず…
所々にユーモアな部分も練りこまれていたので、バランス良くて見やすかったです。
弓神の適当さや、バディ同士の絡み、ちょっとした出会いと恋心などなど…がそれですね。
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今回は「痴漢冤罪」がテーマ。
(次に物語の流れを書いていましたが、あまりにも長過ぎたので割愛)
真犯人は、駅員の坂木望(杉咲花)でした。
倉間が犯人じゃないと感じた時点で、もしかしたらこの人が犯人…?
っていうのは察しちゃったけどね。
「他人の人生が垣間見れる」っていうのが意味深だと思っちゃって。
他殺を犯した動機は、ホームでの風景を乱す人が嫌いだったから。
通勤する人たちを見てると、どんなに先に辛いことが待っていても、
嫌な気持ちを抑えて頑張っているように見える、、
それを応援したくて今まで仕事をしてきたようで。
坂木本人も痴漢を受けた事があるからこそ、
警察に促されても恐怖を感じてる人もいるというのは理解していて、
だからこそ、冤罪を利用している人たちが許せなかったんです。
その正義感が犯罪に至ってしまった…っていうところですね。
ただ単に制裁を下そうと思って落書きしてたんだけど、
坂木もまさか自分がやったなんて…と、信じられない気持ちでいたみたいです。
まあ、スタンガンを持って追いかけられたら、
びっくりしてつい突き落としちゃったっていうのは、分からんでもないけどね…(泣)
坂木が犯人だと分かってからの羽生の様子を見てると、
とにかく辛い気持ちになってしまって…。
彼女の仕事に対しての熱心さを見てたからこそ、だんだん恋心が芽生えちゃってね。
刑事としての任務で、逮捕したり報告書を書いたりしないといけなくて、、
羽生が辛いのを分かっていて仕事を任せた弓神…やりおるよね~!
友達として、じゃない…刑事として、だから。
犯人は途中で察したけども、
倉間に関するサイトを弓神&ハッカーの氷川和美(山本美月)が作ったこと、
沢谷(岡田義徳)が本当に痴漢をしてたことは意外だったなぁ。
痴漢はその時に特定しないと逮捕できない…
そんな悔しさを残したまま終わるのかと思いきや、
最後の最後で弓神&羽生が捕まえようとしてましたね!
うん、スッキリした締め方で良かった♪
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物語を通して3つの「ゆがみ」も描かれてました。
1つ目は、痴漢はその場で特定しないと捕まえられない、
時間が経ってからだと証拠不十分で逮捕されないという、痴漢に関するゆがみ。
難しいよなぁ…坂木のように痴漢されてると分かっていても、
その場で「この人、痴漢です!」って言える勇気は、実際にはなかなかないと思う。
被害者が言えないってことが分かると、すぐさま逃げちゃえば良いんだもんね…
もどかしいわ。
2つ目は、いつもの変化のない日常から何か刺激が欲しいと思って行動してしまった、
ちょっとした物心からのゆがみ。
沢谷は奥さんからは、とても真面目で素敵なパパだって言ってくれるけれども、
毎日夜遅くまで仕事して疲れて…そんな日常がストレスになってきて、
何かご褒美が欲しいと思ったんだろうな。
何か刺激があれば、毎日の楽しみに出来る、、みたいな。
3つ目は、ほんの気持ちから次第にズレてしまった正義感に関するゆがみ。
これは坂木だけではなく、私たちにも言えることだろうなぁ…。
「これは悪い!」「許せない!」と決めつけちゃうと、真実が見えなくなってきて、
だんだん独りよがりの正義感になっちゃうんだよね。
それだから、「私がやるしかなかった」って決心しちゃったんだろうなぁなんて。
何事も考えすぎはダメですね、うん。
浅野さん演じる弓神…この人も確かに、端から見たら歪んだ性格ではあるんだけど、、
適当かと思いきや真面目な面もあったり、嫌な人かと思いきや良い人でもあったり、
怠け者かと思いきや切れ者でもあったりと、
その境界線を行ったり来たりしているようなキャラが絶妙です。
バラエティで見かけるととってもニコニコした穏やかそうな方なのに、
この役になったときの切り替わりっぷりがすごい。
何考えてるか分からないけれども、いざとなった時はとにかく鋭い…
偏屈だけど天才な所が溢れ出てました。
くぅ~~!!なかなかに憎い刑事だよね!!(褒め言葉)
坂木との取調室のシーンはまさに見所。
いつもヘラヘラしてるのに、「それでも、まだあなたのした行為を正義って呼べるか?」
っていう言葉と表情のギャップに惹かれて、
一気に弓神というキャラに魅力を感じましたよ。
そして神木くんも、、羽生にぴったりでしたね!
今まではちょっと爽やかで元気な青年だと思ってたんだけど、
腹黒で口の悪そうなキャラにもハマってたのが意外。
腹黒キャラも適役だったなんて…私にとっては新たな発見だった。
今後も弓神に振り回されそうですが、、頑張れ!羽生くん。
花ちゃんも、3パターンの坂木が滲み出てました。
頑張って仕事をしているけどどこか闇を抱えてそうなところ、
取り調べられた時にだんだんと溢れ出る本性、
痴漢を受けて本気で震えてる学生時代の坂木…と、
いろんな坂木が見られて、とても面白かったです。
回鍋肉のCMだけじゃなく、いろんなドラマでもっと演技を見てみたい!と思った。
開始数分で何の説明もなく、弓神や羽生がどんなキャラで、
二人がどういう関係なのかがしっかり理解できたところもすごい。
役者さんたちの演技だけでなく、演出もBGMもOPも何もかも大好きなんだよね。
特に演出…まるで映画を見てるような感覚で、すごく引き込まれた。
月の風船が朝の月と重なるところとか、電車がトンネルを通るときの緩急とか、
沢谷の取り調べ時の顔の覗かせ方とか、、いろいろ好きな演出はあるんだけど。
一番好きな演出は、さっき言った弓神&坂木の取調室のシーンと、
虹と坂木の電車案内の声が電車でかき消されるシーンでして!!
前者は二人の演技合戦が楽しめたし、後者は羽生の切ない気持ちが表現されてたよね。
はぁ…………こんなに「演出が好き!!」って思えたの、初めてかもしれない。
WANIMAの主題歌も良い味出してたなぁ…。
「なぁ どこで間違えたんだろう」っていう冒頭の歌詞から、既にインパクトが大きいわ。
明るい元気な曲を歌ってるイメージがあったから、
このドラマにぴったりなのも意外だった。
えーと、こんな感じで、初回でガツンと惹かれちゃいました!
今書き終わってみると…レビューが長い!!(笑)
浅野さんと神木くんをバディにしようと考えてキャスティングされた人に、
天才過ぎますって言いたい…。
好きすぎるあまりこんなに長文になっちゃったけど、今後はちょっとだけ抑えます。
だって、毎回こんなに書いてたらエネルギー消費しちゃうもん!!
またいっぱい書きたいと思ったら書くかもしれないけどね♪
次回もとても楽しみです!!!
これで一つ、また新たに楽しみが出来たわぁ…。
↓次回の感想はこちら↓