2023年冬ドラマ
仲間を次々と失う享(草彅剛)の孤独が描かれた前半と、 泰生(白鳥晴都)の発していた言葉や 今でも父の教えを守っている様子を目の当たりにしたのを機に、 自身のこれまでの過ちと向き合い覚醒する姿が描かれた後半で、 ある意味2部構成になっていた最終回…
"エモさ"を感じさせる映像美に、その雰囲気にさらに拍車をかけるヨルシカさんの曲に、 広瀬すずさんと永瀬廉さんのキャラクターの消化力の高さに…と、 この3つに魅せられた作品でしたね。 そして、本作が描きたかったのは「日常の中の小さなときめき」なんだ…
「同じだろ?君だって。気持ち良いだろ?力を使って誰かを助けるの。」 「誰かのために善をなす。でもそのためには、もっと力が必要になる。 いくつかの善を重ねるうちに、いつしか悪になる。」 「君も、すっかり囚われているんじゃないのかな?」 長い間、…
いやぁ、良かったですなぁ……。 中村(神保悟志)のフライトキャンセルを始め、 物事が麻美(安藤サクラ)と真里(水川あさみ)の思惑通りにあまりにも進み過ぎていたため、 どこかで不幸が訪れたりしないかと、ラストまで内心ヒヤヒヤしながら見ていましたけ…
青葉の母・広江の再登場の件。 その中の人である菊池亜希子さんは調べてみた所、現在40歳なので、 年齢を踏まえて考えると、13年前は青葉(志水心音)が7歳だったから 遅くとも20歳で産んだ設定になる…? で、今も赤ちゃんがいるんだから、若年出産も高齢出…
今期の最終回は、何かと回想を盛り込んでは、 視聴者にも今までの出来事を懐かしんでもらう内容になっている作品が多いですね。 本作も、回想は比較的少なめだったものの、そのうちの1つ。 ただねぇ…出だしが失敗していたのが響いていて(泣) ピリピリした…
見終えてからの第一声は、お、おう…といった感じ。 王道の作りではあるから、演奏も大成功して ハッピーエンドで終わるんだろうなぁとは読めていましたし、実際そうはなったんですけど。 う〜ん…何と言うか、玉響で目指してきた目標(=物語の着地点)が 本…
まさか時代劇で、現在の渋谷のスクランブル交差点が見られるとは! 最終回のハイライトはそこでした(笑) まぁでも…最初は面食らったものの、 赤面疱瘡は消え、この国は決して滅びないという吉宗(冨永愛)の"願い"でもあり、 未来への"希望"でもあったのか…
まず、惜しかったな…という点を1つだけ。 どうしても、伴(ムロツヨシ)のエピソードが消化不良だったのは否めなかったかなぁ…と、 そこだけちょっぴり複雑な気持ちにもなりましたね。 鈴(吉高由里子)や深夜(ディーン・フジオカ)、春(千葉雄大)など 皆…
辰吉(岩谷健司)の件に関しては、いつもの如く 鷲津(草彅剛)の煽り文句に押されて思わず口を滑らせてしまう流れだったので、 そこはあっさり気味ではありましたが。 ただ、そのエピソードを除けば今回は、掴み所のないミステリアスさや クレバーな人々に…
今回の山田は、松下洸平さん。 出演される件はたまたまネットニュースアプリの通知で目に入ったので 事前に知っていましたけど、来期の月10ドラマの設定なんですねぇ。 「それは合理的ではないですね」の台詞や、名刺に記載された「上水流エージェンシー」で…
「今、僕たちがやるべき事は音楽に真摯に向き合う事、それ以外にないんです!」 朝陽(田中圭)のこの言葉、今回の内容を見ていて、本当それな…と思いましたよ(汗) 大舞台が控えているとなれば空気が引き締まるはずなのに、 な〜んか、ガチャガチャしてい…
今回は、今の時代を統治している吉宗(冨永愛)と久通(貫地谷しほり)に、 次世代で"隠れた才能"を感じさせる家重(三浦透子)と龍(當間あみ)を重ね合わせながら、 世代交代を緩やかに描いていった回でした。 前半は吉宗のお仕事パートで、後半は主に後継…
前回の感想で「あ、もちろん、営業妨害や名誉毀損に値する行為をしてしまったのは 事実ではあるので、そこを認めた上で。ちゃんと救われて欲しいです。」と書きましたけど… いざ蓋を開けてみたら、優しい結末で終わりましたね。 しかし、あまりにも優しい人…
いろいろと、捻りなく進めてきたなぁ…という印象です。 中でも「そこ、そのままの真相なんですね…」と思ったのは、 鴨井の息子・文哉(味方良介)が泰生(白鳥晴都)を突き落とした犯人だった事。 しかも犯行動機は、真面目な人が損をする社会背景から来てい…
今更なんですが、女性にとっての"幸せ"の選択肢に、結婚や出産だけでなく 「仲良しグループ」での会話も含まれていて… そしてそれを尊重するかのような描かれ方が物凄く好きなんですよねぇ。 人間関係は複雑なもので、大人になると環境や状況の変化などで疎…
本作を見ていると、「このエピソードを◯話に持ってきたら…」とか 「最初からこの設定がなければ…」とか、 ついついタラレバを言いたくなってしまいますね。 当初の段階で、主人公率いる仮面ドクターズの行動理念やコンセプトをきちんと定めず、 まるで見切り…
個人的には、こっちの方がある意味"衝撃"だったかも…ですな(笑) まず…宇良(藤原大祐)の件。 いや〜そりゃあ、彼が忍者である事については 特に驚きはなかったですけど(むしろ忍者で安心したくらいw)、 まさか、あの一族だったとはねぇ…。 忍者スクール…
予告で強調していた「衝撃のラスト」。 私の今まで見てきたドラマの経験上だと、キャッチコピー負けして終わるイメージが強いので、 本作もきっとそうなんだろうなぁ…まっ、駆け足気味だったり雑だったりしなければ… くらいの気持ちで最終回を見ていたんです…
穂苅(平田満)メイン回。 エピソード自体は良い感じで、特に、当時のカセットを再生して 演奏が始まる直前に録音が止まってしまう…という演出には、 始まりがあれば終わりもあり、幸せがいつまでも続くとは限らない現実の厳しさや、 伝えたい言葉は「いつか…
初回ぶりの吉宗編。 やっぱり…吉宗編が一番安心して見られますねぇ。 それは、個人的な嗜好で言うと、今までの編よりも言葉遣いがやや現代寄りになっていて、 聞き馴染みのない言葉を頭の中で変換する作業が減って 見やすいっていうのもそうですけど。 家光…
深夜(ディーン・フジオカ)の設定的に、 キーパーソンにはなるんだろうなぁ…と思っていたら、やっぱり。 今回は深夜と判(ムロツヨシ)でガッツリ対比させた回になっていましたね。 2人には「(新人か主治医かで違いはあれど)妻の出産に鈴が関わっていた」…
どうやら、疑り深く見過ぎてしまったようです(汗) 基本的に「〇〇だ」「〇〇かもしれない」という享(草彅剛)の思い込みから始まり、 それを元に情報を探っていった結果、予想もしていなかった真相が現れる流れが 今までで何度も描かれていたのもあって。…
思わずクスッとさせられながら、何気ない日常生活を描いてきた中で、 初めて"残酷さ"が描かれた今回。 前回の感想で「長生きする事が一番の徳なのかもしれない」と書き残しましたが、 長生きすればするほど、幸せな出来事を経験する時もあれば、 当然、辛い…
まぁ本当に、サブタイトルの通りです…。 最終章に差し掛かって、仮面ドクターズの情報が次々と判明して 逮捕&チーム解散の危機が迫っている段階だっていうのに、 なんでこのタイミングで主人公の過去を放送したのかが謎です(汗) 案の定、本編の8割は回想…
最終章に向けての地盤固め…の回ですね。 あ、これ、決して"繋ぎ回"って意味ではなくて、むしろ褒めてます。 主人公のトラウマへの克服に久々に焦点が当たった話になっていた事に満足感もあれば、 本番に向けて着実にステップアップしていく彼女の成長が 個性…
綱吉編の後に再び吉宗編をやるという情報は、事前に入手済み。 となると、家光編が2〜5話前半までの3話半だったから、 綱吉編も来週まではやるんだろうと思っていたら…なんと、今回で終わりとは!! 本当、ペースが早いですね。 個人的にはやっぱり、歴史用…
「蛍、実は甲賀一族の忍者なのでは?」という核心に迫っているのもあって、 蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)の2人が「ロミオとジュリエット」の関係性である事が 最も強調された回でした。 ピンチの時ほど、本音を打ち明けながら何とか乗り越えようとするも…
ホワイトボードでのおさらい、ありがたい!!! まぁ、現在までに起こった出来事の経緯を、回想を通してじっくりと…って訳ではなく、 あくまでも事件の関係者にそれぞれサラッと触れる程度のものだったのですが、 個人的には、ないより全然マシです。 そして…
じわっと温かい気持ちにさせられるお話でした。 一星(北村匠海)の言っていた「生と死はあまり変わらないのかも」 「人は、明日は当たり前に来ると思うから、近しい人の死に戸惑ってしまう事も多い」… それは、赤ちゃんが無事に生まれるのも、死産も 日常的…