新宿野戦病院 4話 感想|出産中に重大情報を投入

 

 

おお…?ガチャガチャ感がない。今までで最も内容のまとまった回になっていましたね。

それは、前回途中で終わったマユ(伊東蒼)が家出するくだりや、

ヨウコ(小池栄子)が謎の外国人に首を絞められるラストの"続き"が

冒頭から描かれたのもあるけれども。

前回までヨウコはまごころ病院で救急患者の手術をしたり、マユと一対一で向き合ったり…

一方で、享(仲野太賀)は舞(橋本愛)に惹かれて「Not Alone」に出向いたり

美容クリニックで金儲けに走ったりと、違う目的で個別に動いていたのが、

今回では搬送されてきた心疾患の患者と妊娠した家出少女を救うという、

同じ意志を持ち、同じ方向に向かう姿が描かれた所が、

ガチャガチャ感の払拭に繋がったのではないかと思います。

 

本筋と特に関係のない、むしろ逸脱しているように感じていた

パンチの強い小ネタが随所に散りばめられる事もなくなって。

とは言え、2週連続であそこが抜けない下ネタも盛り込んでいますしw、

思わず笑ってしまう会話のやり取りもあるので

本作らしさは健在で、全く別のドラマを見ているよう…という訳ではないんですが。

何だか今回はとても"医療モノ"らしい内容でした。いや、医療モノなんですけどね(笑)

享だけでなく、病院関係の登場人物がほぼ全員集結したので、

手術シーンもより一層、どんな命も救おうとする医者という仕事の大変さ、

偉大さ、緊張感が伝わってもきました。

 

そして、"医療モノ"らしい内容だと感じたもう1つの理由としては、

舞含めた「Not Alone」の出番を一歩後退させたのも大きいのかもしれませんね。

もちろん、裏の顔も含めて描かれてはいます。

でも…先ほども書いた通り、緊張感漂う手術シーンを存分に見せた事で、

NPO法人はあくまでも、行き場を失った子供たちが前を向けるように、

助言をしたり居場所を提供したりしながらサポートをする職業なのだという

医者との役割の違いがより明確になった気がします。

 

中盤で判明した異母姉妹の件については、

妊娠シーンの最中になんでそんなに深刻めいた情報を?という謎が先行してしまい

話があまり入ってこなかった上に(後で見返しました)、

途中で盛り込んだ意味が分からずじまいではあったんですが、

赤ちゃんが産まれてからのシーンでようやく納得。

「勝手に子供作って、勝手に産んで、捨てようと思ったけどやっぱり可愛い?

バカか!想像力が足りない。」

"女だから"医者の夢を諦める羽目になったのに、

親父が浮気して産まれた子供は"女なのに"医者になれている。

大人の事情に振り回されて実際に人生を変えられてしまった者だからこそ、

その言葉に重みを感じさせました。

また、やはり母性には抗えない…という美談にせず、

はずき(平岩紙)の正論で終わらせたのも良かったですね。

キツい発言ではありましたけど、赤ちゃんポストに置いてこようと考えるくらいですから、

あの子はまともに子育て出来る環境に置かれていないんじゃないかと思いますし…。

 

にしても、ヨウコにあんな事情があったとは。

もう既にキャラクターも、病院内での立ち位置も確立出来ているのに、

果たしてその濃い設定が必要なのかどうかは…今後の展開次第ですね。

 

今回で本格的にエンジンがかかってきた気がするので、他の作品も吟味しつつ、

もう少し感想を書き続けようと思います。

 

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新宿野戦病院 3話 感想|書きたい事は伝わってくるんだけどな〜…

 

 

前回よりも享(仲野太賀)が小ネタに埋もれる事なく、前に出るようになったものの…

それでもどことなく話が散漫しているように感じるのは、

やっぱり、享とヨウコ(小池栄子)のW主人公が一番の原因になっているのかもしれませんね。

 

「不適切にもほどがある!」もそうでしたが、表向きはコメディながらも

社会風刺的なメッセージが込められた作風になっているんですよね、本作って。

内容を見ていると、ああ、宮藤さんには書きたい事・伝えたい事が

たくさんあるんだろうなぁ…と思わされるのです。

 

例えば、今回だったら主に2つあり、

まずは、万引きした薬で再びオーバードーズしたマユ(伊東蒼)の元に

舞(橋本愛)が駆けつけるのですが、「そういう子たち」という可哀想ともとれるワードを

つい発してしまった舞に反発して、家も学校も施設も歌舞伎町も一緒だと怒る

マユの様子が描かれたエピソードと。

享と啓三(生瀬勝久)が月曜限定で開業したビューティクリニックが

イ・オンナ(余貴美子)のSNSでの宣伝のお陰で一気に繁盛するものの、

クリニックで事故が起きたという嘘情報がきっかけで

売り上げがガタ落ちするエピソードが描かれました。

 

前者に関しては、NPO法人が関わっているにもかかわらず、

虐待を受けている子供たちへの対応が上手くいっていないという現代の課題を感じさせ、

後者に関しては、嘘か本当かも分からないたった1つの口コミで

病院への評価がガラッと変わってしまう情報社会の恐ろしさを感じさせるものになっていました。

「ふてほど」でもSNSが扱われていましたね。

 

目の前の患者を救うためなら利益の損失も厭わないヨウコと、

お金のためならどんな手段でも使う享を対比して描きつつ、

医療業界の人手不足や経営難など、現代にはびこる問題をさり気なく提示し、

視聴者はそれを見ながらふと考えさせられる…

個人的にはそんな作りにも出来そうだと考えているんですが。

現状は個々のエピソードの結びつきが弱く、箇条書きのごとく用意されているので

何をどう見て良いやら、ちょっと困惑した状態に陥ってしまうんですね。

 

W主人公でただでさえ描くエピソードが多いのに、

そこにペヤング泥棒やSAMさんなどの小ネタも随所に盛り込んでくるので、

ごった煮に思えてしまって仕方ないです。

正直、享が舞に恋しているだとか、舞の裏の顔がSM嬢だとか、

そんなのもあんまり興味はありません(汗)

自分の経験に基づいて助言を送るヨウコと、彼女に影響されて変化を起こし始めたマユの

2人の関係性はずっと見ていたいエピソードではあるんですが…。

終盤では、なんとヨウコが謎の外国人に首を絞められるというサスペンス要素まで入れてきて…

う〜ん、本作がどうなっていくのか、ますます分からなくなってきました。

 

オリンピック期間でお休みになるドラマもあるので、

そこまでは感想を継続するかを様子見するつもりなんですが…

他の感想が溜まっており、毎回こうして最新話ギリギリに投稿するのも

待っていて下さる読者様に悪いなぁとも思っているので

(今更過ぎる感想で恥ずかしいので、最近は日付をズラして投稿しております)、

そろそろどの2〜3本に絞るか、決断しなければならないようですね。

とりあえず、今夜放送される4話はリアタイして、その日に上げられたら上げますが…。

 

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南くんが恋人!? 1話 感想|月9が忘れかけているキラキラがここに

 

 

南くんがちっちゃくなっちゃった!?というファンタジーな設定を除けば、

内容はいたって王道なピュアラブコメディ。

深夜ドラマでは見かけるジャンルですが、プライム帯で…っていうのは珍しい気がします。

月9が忘れかけているキラキラ!青春!夏!がここに詰まっているような…。

江ノ電や、海岸近くの白いタイルが敷き詰められた道を見ていたら

ちょうど去年の夏に放送されていた「真夏のシンデレラ」を思い出して、

あのドラマも変に主人公を苦労人にする事なく、

視聴者が学生時代を純粋に懐かしめる作りだったらな〜とも思ってしまったのでした(笑)

まぁ、それは置いといて…

 

王道な内容だった分、正直、いつちっちゃくなるのかと

待ちながら見てしまった所もありましたが。

いろんな設定をごちゃごちゃ盛り込もうとせず、

初回という事で、今後の軸になってくるであろう

ちよみ(飯沼愛)と南くん(八木勇征)の2人や家族の関係性を

シンプルに描いて見せたのは好感は持てました。

 

そして、私は恥ずかしながら、高橋由美子×武田真治版も、深田恭子×二宮和也版も、

山本舞香×中川大志版も全くの未視聴なんですが、

ここは今風にアレンジされているのでは?と思う部分もあったり。

例えば…これは当時もいたのかは分かりませんが、

手芸部・溝口(今井柊斗)の存在とか。

彼は多分、美味しい役どころな気がするんですよ。

手芸部だから、しばらくは南くんの服を作るのにお世話になってもらって、

で、作っている本人は「最近、ちよみさんが僕の事を頼ってくれている…」

「南くんがちっちゃくなった今、付き合えるチャンスなんじゃないか…!?」って

だんだん勘違いしちゃって、再び告白するんだけどやっぱり振られてしまう…

そんな視聴者に人気の当て馬的なキャラクターになりそうで(笑)

なので、溝口が今後どう絡んでくるのはちょっと楽しみでもあります。

 

あとは、南くんがアクスタサイズに収められている所も。

押し活ブームなのもあって、最近はドラマでもアクスタがちょいちょい出てきますよね。

グッズ化したら売れるんじゃないかな〜と思いながら調べてみたら

早速グッズ化されてましたw↓

https://www.tv-asahi.co.jp/minamikun/news/0009/

「なんと海外向け販売も!「番組公式グッズ」追加販路決定☆」

直立ポーズの方が使い勝手良さそうとは思うものの、

ファンからしたら一緒にハートが作れて嬉しいんだろうなぁ。

次回予告ではスクーターに掃除機も…現代の機器も続々出てきてますね。

 

飯沼愛さんも八木勇征さんもドラマで見かけて間もないですが、初々しくて可愛らしい。

お若い2人を囲む豪華キャストに力を入れたからなのか、CGはやけに雑!wと思いつつ、

ちっちゃくなってからの話は、大冒険を見ているようでやはりワクワクさせられます。

(猫に乗って移動するシーンは、トトロに出てくるネコバスみたいでしたねぇ。)

火10もあるので、感想は多分今回で終わりにしますが、

今後も気軽に楽しみながら見るつもりです♪

↑2話放送直前の投稿ですみませんが…どうしても書き残しておきたかったので書きました(汗)

 

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