*2019年 冬ドラマ 視聴リスト&期待度*
1/16: BRIDGE の感想記事をUPしました。

BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸 感想|「地震」による変化と「自身」の変化を紡ぐ物語

 

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見応えありましたねぇ…。当時の様子をビデオカメラに収める設定にする事によって、

時々挿入される4:3比率の映像から感じられる苦悩や辛さが

より強く現われ出ていたと思います。

 

阪神淡路大震災から24年。

神戸が瓦礫だらけの街になってしまった事。

電気が点かず、大きな余震も続いていた事。

崖っぷちの状態から神戸を復興させ、今の街並みに繋げた

努力の積み重ねがあった事実は決して風化させてはならないし、

長い時間が経ってから本作を放送した意図には、

そんなメッセージ性も込められてはいたでしょう。

 

でも、ただ「過去にこの大災害があった事実」を

伝えるためだけのドラマではありませんでした。

ボロボロの街をヒーローが立て直す、希望をみんなが取り戻していくといった

ポジティブな面を描き上げるのではなく…

本作はあくまでも、その時代に生きていた人々の脆さ、人間臭さまでも覗き見る物語。

 

震災を狙って泥棒が入っていた事。

綺麗事を投げかけられて自分の心を閉じてしまう人がいた事。

「ここで死ねたら良かったのに」と思う人がいた事。

横断幕を見て「嘘でしょ?」と最初は感じてしまう事。

工事関係者が頑張ってるのを理由に、完成時期を前倒しされる事実があった事。

 

これらの要素を良い意味で淡々と描いていったからこそ、

"当時の日常"のリアリティさが滲み出て見応えが増したんだと思います。

 

但馬(小市慢太郎)が主人公たちに焼き鳥を差し入れするシーンは特に印象的でした。

ちょっとの気持ち次第で、希望が生まれるかもしれない。

人と人が繋がり始めて、輪を広げれば、何かが見えてくるかもしれない。

というのを見事に表したシーンです。

小市さんの演技にも見入りまして…問題に直面し泣き叫ぶ打たれ弱さもあるけれど、

芯には相手のためになりたいという優しさもある人物なのが凄く伝わってきましたね。

(個人的に「ケンカツ」からの悪人のイメージが払拭されたくらいには。)

 

主人公の設定も、何か特異な能力を持つキャラな訳でもなく、

ただの会社員で、物事に直向きに取り組む一人なのには変わりないというのが効いてました。

 

強いて言うならば、演出自体は派手にやっていないのに、

挿入歌を4,5回入れて泣かせようとしたのが若干見えてしまった所や、

放送後の露骨な「アナザーエピソードはU-NEXTで!」な宣伝には

ツッコみたくもなりました。が…

 

当時の事を知らない若者が出てきたから、

「あの時代はもう過去や」「十分過ぎる時間が経った」と

過去の自分に一区切りをつける春日(椎名桔平)の姿で物語を締める、

という作りは斬新で、最後まで興味深く見られたドラマだったと思います。

 

やっぱり、関テレ制作の作品は良いものが多いですね…!

 

トレース〜科捜研の男〜 2話 感想|警察は何しとんねん

 

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前回より面白く見られました。

分かりやすい台詞も、ゴチャゴチャした感じだった劇伴の頻度も減った代わりに、

「そこに行き着くのか!」な二転三転とした展開に工夫を凝らしていたような印象。

てっきり有里(関めぐみ)が犯人だと思っていたので、

キメラや心臓移植などの新事実が明かされたのには意外性があり、

つい見入ってしまいましたね。

 

ただ…やっぱり、これはツッコミたい。

科捜研チームに手柄取られてどうすんの?(笑)

あれだけ自分勝手に「ホシを捕まえなきゃ俺がクビになるんだよ!」

とか言ってた虎丸(船越英一郎)は、後半になってほぼ出番なし。

犯人を捜索して逮捕するのは警察の仕事ではないのかって話。

(病院の方も、有里一人しかいなかったのだろうか…そこも気になる。)

 

科捜研は科捜研で「真相を掴む」見せ所を履き違えちゃっているんですよねぇ。

物理的な方法じゃなくて、科捜研にしか出来ない "調査" で魅せて欲しい。

警察よりも先に病院に到着するとか、警察よりも必死に走るとか、

原作をかなり改変し過ぎじゃありません?

「元・科捜研の原作者が描くリアリティさ」を売りにしているはずなのに、

ドラマからは今の所、その強みがあまり感じられないのが残念です…。

 

あとは…虎丸が喧しい!ノンナ(新木優子)の新人成長物語が話の腰を折る!

っていう考えは、前回と特に変わりません。

前半で虎丸の苦悩や葛藤を存分に描いていましたが、

主人公はあなたじゃない!(キッパリ)

本当の主人公である真野(錦戸亮)は一応全体的に出番はあるけれど、

虎丸に押されまくるせいで、何をどう活躍したのかがはっきり思い出せないし…

そもそも、「お前はよくやった」と言われるほどの結果、

ノンナは残したんでしたっけ?

ワインを割って倒れたという記憶しかないのですが(汗)

どこかで行間があったんですかね。どこかで。

 

話の作りは悪くないし、ホラーに力を入れている所も応援したくはなるのですが、

それならなぜ「科捜研の男」っていう副題にしたのか…がまだモヤモヤします。

 

虎丸さんはこのまま、自己中な刑事のレッテルが貼られっぱなしになるのだろうか。

(というか…背中にポツポツがある件も、なぜ気づかない^^;)

 

 

↓前回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com

 

3年A組 −今から皆さんは、人質です−  1・2話 感想|どう転んで行くのかなぁ

 

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初回の感想を上げるタイミングがなくなっちゃったんで、まとめてで…どうぞ。

 

1話

 

初回視聴時に最初に思った感想は…

「どんなテンションで見ればええんや。」

でした。

いや、あのね…柊(菅田将暉)が本当に爆破させる所や、

ナイフを生徒の間近で刺しに行く菅田さんの演技には狂気じみたものがあって、

人質として閉じ込められるという展開的にもハラハラはさせられたのです、が…

あのバリッバリのEX系ダンス 体操と突然の特撮シーン。

本格的アクションシーンは「いる??」ってツッコミたかった(笑)

極め付けはあの「青春してます!」感満載なED。

 

重めな感じで行くのかなーと思いきや、演出方面で

良くも悪くも日テレっぽいドラマに。

脚本と演出が上手く噛み合ってないのはちょっと心配ですが、

話自体には興味はあるし、

ワンシチュエーションでどれだけ展開を捻られるかに少し期待して

次回も見てみようと思ったのが第1話…

 

2話

 

で、いざ2話を見てみたら…

あれ?前回より緊張感が薄れた??な感想がまず出てきてしまった^^;

散々狂気さを見せて怖がらせた後で、急に金八先生みたいな熱い言葉を

生徒に投げかける柊の様子を見ても…特に説得力はないかなぁ。

言葉自体、「ふーん」としか思いませんでしたし。

 

2話にして、主要メンバーであろう宇佐美(川栄李奈)が

そのまま犯人だったのにはビックリ。

でも、アドバイスだけで何にもペナルティは与えられなかった。

人気だからだよね…っていうのもあるんですが、

宇佐美で話を盛り上げるのにはまだ早かったんじゃないですかね。

まだ各生徒の個性が十分に描かれないままで、

怒りや涙を流しまくり、感情を高ぶらせて話を盛り上げようとしていても、

個人的には感情移入出来なかった(汗)

 

あと、さくら(永野芽郁)が柊の説教を聞き、「私がやりました」と

勝手に責任負って泣き始めるシーンは、毎回やって行くつもりなんでしょうか。

話をややこしくさせて柊を刺激するだけですし、

下手したらワンパターンになってしまう可能性があります。

ワンシチュエーションだから1時間でどんな構成にするのかは

脚本力が問われる本当に難しい事だと思いますが、もう少し練って欲しい。

もっとハラハラさせて欲しいです。

 

最終回まで持つかなぁ…と、勝手ながら心配してしまう回でした。

教師陣が体育館でくつろいでるシーンも、話に緩急を付けるためでしょうが、

なんかさじ加減が違う気がしますよ。

 

***

 

ちなみに、あのED映像ですが…個人的には「もしもの世界線」だと思ってます。

今の殺伐とした雰囲気、相手へのなすり合いだらけのクラスメイトたちとは違って、

「もしもいじめが無かったら」「もしも皆が優しい人たちばかりだったら」。

つまりは、本編中の生徒達 ≠ EDに映る生徒達。別々の世界なのかもしれないと。

 

そんな考えになってくると、柊の目的も違うんじゃないかな〜と。

怜奈(上白石萌歌)の真実を突き止めるのはあくまでも表向きで、

実際はクラス全体の更生を目指しているのかも?

最終回では「今を精一杯生きろ」という最後の言葉を残してあの自殺シーンに…

なんていう、希望のあるハッピーエンドで終わるんじゃないかという目で見ています(笑)

 

まぁ、どう転ぶか…引き続き見ていきますね。