2022年冬ドラマ-ゴシップ
ひたすら"誠実"な作品でした。 一時期は恋愛方面に傾きがちだったり、 初回の感想では「キャラが弱い」なんて事を書いてしまったりしていましたが、 最後まで見てみれば、凛々子(黒木華)を始めとした 傷を抱えながら生きるメンバーたちが、日々感じている"…
いつもなら序盤であるはずの決め台詞「ざわざわする」がないまま 物語が展開されていくという、まさしく小さな"ざわざわ"が残り続けたお話。 仄かな三角関係の他に、仁和(安藤政信)の縦軸にも触れている メインエピソードがあるのに、就活詐欺のエピソード…
根津(溝端淳平)と派遣職員・彩(松本妃代)、恭平(新原泰佑)による3つの親ガチャ問題。 要素を盛り込み、群像劇仕立ての作りが強まったが故に、 主要人物である根津の父に対する静かな恨みが 椛谷(野間口徹)による台詞のみでやや片付けられた感は否め…
本当に「届けたい相手に届いてくれれば良い」を地続きで描くドラマだなぁ…と。 従来の作り方によっては"カンフルNEWSのお陰"…いわゆる"ヒーロー"に仕立てる事も出来たと思うけど、 犯罪は悪だと結論づけた事、 完全に許す人情論押しの、綺麗なハッピーエンド…
周りがどんどん活気に満ち溢れていく様子を見て、 唯一面白くなさそうにしていた真琴(石井杏奈)のお話。 凛々子(黒木華)に信頼を寄せるようになった3人にはそれぞれ 仕事との向き合い方や、今の会社に勤めるまでの経緯が描かれた上で 「戦力外」などと言…
椛谷(野間口徹)に続き、下馬(野村周平)が現在の状態に至るまでの 背景の深堀りから始まった今回。 前回でも感じましたが…やっぱり、この冒頭から始まる構成が、 本作が描こうとしている方向性にぴったりはまってるんですよね。 本当に、回を重ねるごとに…
今回の着地点は良かったですね。 「届けたい相手にしっかり届いてくれれば良い」というコンセプトを 視聴者に分かりやすく、印象に残りやすいように示せていた気がしました。 冷静に考えてみれば、口パクだと叩かれっぱなしで終わった 女子高生の立場は気の…
初回は導入部分があった以上、当然と言えば当然かもしれませんが、 今回の方が見やすくなりましたね。 物語を引っ張り、かさ増しするためだけに設定されたような本筋以外の要素を "ちょい役"程度に収め、あくまでも"仕事をする姿"を集中的に描いていた印象。…
全体的にふわふわとした雰囲気を纏わせて終わったな…という印象。 終盤のシーンでようやく、主人公を通して 「届けたい相手にしっかり届いてくれれば良い」という メッセージを伝えたい話である事が何となく読み取れて、 今後どんな展開をして行きたいのかが…