2020年夏ドラマ-MIU404
選択肢Aと選択肢Bの世界を両方見せる展開は予想しておらず、 ちょっと戸惑いが隠せない気持ちでした。 正直、ピタゴラスイッチ&巻き戻し演出は本作の持つ疾走感を削いだような気はするし、 ここ最近は緊迫感で張り巡らされたシリアスな話が続いたため、 最…
「薬はお前ら一人一人を中毒にして、金も人生も全部しゃぶり尽くす」 「安全な所から人を操って、人の人生ぶっ壊して楽しいか?」 「何言われても反論しない相手は叩きやすい。みんな誰かを捌きたくて仕方がないんだ」 ひゃあ〜〜凄い…野木先生の怒りの感情…
今回のアバンは、事件の内容をチラ見せするいつもの形ではなく、 蒲郡(小日向文世)が伊吹(綾野剛)の目の前で逮捕されるという 前回のおさらいから始まりました。 この時点でもうズルいんですよねぇ…。 だって、あんなショッキングなシーンを改めて見せら…
良い意味でしんどい気持ちにさせる作品ですよね…これ。 そっか、「アンナチュラル」の中堂の連続殺人オタクネタを持ってきたのは 蒲郡(小日向文世)という人物を描くために必要なものだったのか…と腑に落ちました。 個人的には、二次創作物でよくある自分の…
すごい。すごいすごい!! キャスト的にも内容的にも、いろんな意味で情報量の多いカラフルな要素を 1時間内であそこまでまとめられるものなんでしょうか。 それに加えて、アクションシーンも、悪い大人も良い大人もいるというメッセージ性も、 道を踏み外した…
「あの時声をかけていたら」「もっと俺があいつの異変に早く気づけていたら」 チャンスはいくらでもあったけど、自身の刑事としてのプライドが邪魔をし、 結局押せないまま終わってしまったスイッチ。 そこに「1個1個のスイッチが人生で、大事にしてぇの」「…
初回の感想で「悪くないね」と書いた当時の自分に、これを見せてやりたい。 最初は「アンナチュラル」を少しライトな方向で仕上げてきたんだろうな〜 くらいの印象だったんですよねぇ。それが間違いでした。 だって…奥深くまで切り込まれた内容に圧倒させら…
不審者が近づき慄いた声で助けを求める緊迫感を漂わせたシーンから 物語の幕が開けた前回が"緩急"の"急"なら、 居酒屋で駄弁る3人の姿から始まった今回は"緩"のお話。 コインが落ちるSEなど派手な演出が少なくなり、青池(美村里江)はなぜ逃げるのか? 彼女…
野木さんに高校生の危うさを描かせたらピカイチだ。 男子高校生がスケベな事にうつつを抜かしたり、 悪ふざけしたりする人ばかりではない事はそうだけれど、 ある程度知識が備わっているのを上手いように利用し、 彼らが道理から外れたレールへと導かれる原…
今回の話を見た時、ふと「アンナチュラル」の5話を思い出してしまいました。 あれは確か、大切な人がある日突然死んで、真実も分からぬままの夫が 犯人に復讐する話だったと記憶しています。 「アンナチュラル」の方が"被害者目線"の話ならば、 本作の方は無…
野木亜希子さんの描く作品は好きです。その事を前提にして書くとするならば… 正直、さすが野木脚本!!と手放しで褒め称えるような感じではなく、 「悪くないね」くらいの印象だった…というのが率直な感想でした。 私は基本的に名作や秀作だと思った作品は、初…