2023年冬ドラマ-罠の戦争
仲間を次々と失う享(草彅剛)の孤独が描かれた前半と、 泰生(白鳥晴都)の発していた言葉や 今でも父の教えを守っている様子を目の当たりにしたのを機に、 自身のこれまでの過ちと向き合い覚醒する姿が描かれた後半で、 ある意味2部構成になっていた最終回…
「同じだろ?君だって。気持ち良いだろ?力を使って誰かを助けるの。」 「誰かのために善をなす。でもそのためには、もっと力が必要になる。 いくつかの善を重ねるうちに、いつしか悪になる。」 「君も、すっかり囚われているんじゃないのかな?」 長い間、…
辰吉(岩谷健司)の件に関しては、いつもの如く 鷲津(草彅剛)の煽り文句に押されて思わず口を滑らせてしまう流れだったので、 そこはあっさり気味ではありましたが。 ただ、そのエピソードを除けば今回は、掴み所のないミステリアスさや クレバーな人々に…
いろいろと、捻りなく進めてきたなぁ…という印象です。 中でも「そこ、そのままの真相なんですね…」と思ったのは、 鴨井の息子・文哉(味方良介)が泰生(白鳥晴都)を突き落とした犯人だった事。 しかも犯行動機は、真面目な人が損をする社会背景から来てい…
どうやら、疑り深く見過ぎてしまったようです(汗) 基本的に「〇〇だ」「〇〇かもしれない」という享(草彅剛)の思い込みから始まり、 それを元に情報を探っていった結果、予想もしていなかった真相が現れる流れが 今までで何度も描かれていたのもあって。…
放送も終わりに差し掛かっている頃の、開始から48分辺りで 亨(草彅剛)が可南子(井川遥)にこう話すシーン… 「衆議院議員の名刺1枚で救われる人もいる。 総理の名前を出しただけで、党の総務局も態度を変える。権力…ってやつか。」 今回の内容は彼のこの台…
選挙活動の様子をドラマで見るのは何だか新鮮。 でも、ただの「仕組み紹介映像」に留まらず、罠や探り合いを絡めながら 今回もちゃんと"本作らしさ"を保った作りになっているのが上手いですね。 亨(草彅剛)の対立候補は有馬(真田麻好美)になる訳ですが、…
あんなに敵意をむき出しにしていたのに、随分あっさり引き受けてくれたなぁ… 今回はベタな人情劇で行くんだなぁ…とは思ってました。 でも、最後にはビックリ。 いやぁ…ラストシーンを見せるために、全て構築されていたんですね。 これまで亨(草彅剛)が「弱…
前期は演出で魅せる作品が多かった一方で、 今期は演技で魅せる作品が多いような気がしております。 特に、本田博太郎さん演じる犬飼がね…ぎゃふんと言わせたくなるのも頷ける、 本っ当に憎いキャラなんですよ(笑) 某刑事ドラマの笹川部長に似ているとの声…
面白いですね。 罠をテーマにしているだけあってか、 亨(草彅剛)はきっともう先回りしているんだろうなぁ…というのは割と読めていて、 その点では驚きが少ないと言えば少ないのですが。 彼が危険的な状況に追い込まれそうな様子を少し長く描く事で、緊迫感…
戦争シリーズと言われている「銭の戦争」と「嘘の戦争」は当時視聴済みですが… 内容はもうあんまり覚えておらず。 ただ、初回は確かどちらも、完膚なきまでに打ちのめされてから復讐を決意するという、 いわゆる"どん底から這い上がる"主人公の様子を描くの…