罠の戦争 2話 感想|虻川撃退作戦は成功でも、結末が既に心配に…

 

 

面白いですね。

罠をテーマにしているだけあってか、

亨(草彅剛)はきっともう先回りしているんだろうなぁ…というのは割と読めていて、

その点では驚きが少ないと言えば少ないのですが。

彼が危険的な状況に追い込まれそうな様子を少し長く描く事で、緊迫感を煽ったり、

先に伏線を張っておいて、溜めて溜めて…から種明かしをしたりと

罠のからくりを焦らし過ぎない程度に、上手い事隠しながら見せていっているので、

仕掛けられる側の「やられた!」感を主人公目線で味わえる作品として

純粋に楽しめる仕上がりになっています。

 

そして、妻・可南子(井川遥)の絡ませ方も良いなぁと。

復讐劇関係なく、妻や子供の登場する家庭パートって、

主人公と直接関わりのないエピソードやネタが多いために

話の腰を折ってしまう傾向にあるんですけど(個人的印象)。

前回での「一緒に闘おう」という宣言通り、

家庭パートは家庭パートでも、可南子が亨の作戦に協力的になっている描写がほとんどで、

本作の言葉を借りるなら"秘書"的存在として、既にポジションを確立しているのが伺えるのが

テンポの良さに繋がっている気がします。

「何気ない日常がいかに幸せだったか…」を映す回想の尺も、丁度良い塩梅に収まっています。

 

ただ、2話の時点で虻川(田口浩正)が解雇となると…

鷲津家を陥れた相手が今はっきり分かるのが、犬飼(本田博太郎)と

息子を突き落としたと思われる黒パーカーの男しかいないとなると、

(全10話だと想定して)残り8話でどんな展開をしてくるのかが気になりますね。

まぁ…「罠の戦争」というタイトルになっているくらいですから、

そのうち、味方だと思い込んでいた"誰か"が裏切って、

折り返し地点になったタイミングで

亨が窮地に立たされる逆転の流れになるのか?とは踏んでいますが…

その中で完全に信じきれていないのは、

蛯沢(杉野遥亮)、鷹野(小澤征悦)、鴨井(片平なぎさ)辺りでしょうか?

まだ本格的な出番がない総理大臣・竜崎(高橋克典)、

犬飼の息子・俊介(玉城裕規)もいる事ですし、

登場人物の多さを活かして、ここはもう一捻り、二捻りある事に期待したいです。

 

っていうか…2話にして、既に結末が心配になってきましたね。

人は刺すし、周囲にいるとウザったく感じる"虻"川だけに、

最終回は、復讐を遂げた亨が彼に刺されて

バッドエンドになるんじゃないかと危惧しております(汗)

亡くなってしまったら、もうその可能性は低くなるんですけどね。

事務所を解雇させられただけで、1人で自由に動き回れる時間が増えますからねぇ…(震)

本来泥臭く見える復讐を鮮やかに魅せている作品なだけに、

報われたまま終わって欲しいと思えてしまうのです。

 

 

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