刑事ゆがみ 7話 感想(長めです)

 

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※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、

PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。(念のためご報告…←テンプレ

 

女性の孤独を描いたお話でした。

SNSで自分をリア充であるかのように着飾る…

「盛る時代」は、現代だからこそ描く事が出来たんだろうな。

 

「これで良かったのかなって思う事、たまにあるよ。別の生き方もあったんじゃないかって」

と、絵里子は言う。

家庭を持たなくても仕事で幸せになれると最初は思っていた。

でも、持病によってその夢は叶わなくなって、仕事を辞めざるを得なかった…。

そんな辛い時に少しでも救われたのが、

SNSリア充代行サービスという存在だったんだろう。

 

彼女はそこでお友達が出来た。

つい嬉しくなってしまって、アドバイスをしてあげたくなっちゃったんだよね。

その気持ちは分かるよ。

優里(早見あかり)に悲しい思いをして欲しくなくて言ったんだろうけど、

当本人はお節介だと感じてムカついてしまった。

絵里子は優里と仲良くなれたのが嬉しくて、

お薬をお守りにする事で現実を生きようとしてたのに…。

 

絵里子を服毒死させた犯人は優里だった。

理由はさっきも言った通りムカついたからなんだけど、

一番は「死のうとしてた人間殺して何が悪いの」って事だよね。

これも、多分現代だからこそ…だと思う。

 

絵里子の事を調べてる時に見つかった、裏アカウントの存在。

想いを次々と吐き出していたね。

思わず泣けてしまったよ…。

「今の私には何もない」

「私の生き方は間違っていたのか…。」

「ここ(リア充代行サービス)でなら理想の自分になれる。

 寂しい人間じゃないって思える。」

「それに、可愛い後輩が出来た。嬉しい。私と同じ過ちを犯さないように

 いろいろ教えてあげよう。」


ほんの希望から始まった事なのに。

優里にアドバイスをしたけど、相手にその優しさは伝わらなかった。

2話の弓神が言った「人の気持ちなんて通じあう方が奇跡だからな」という

言葉を思い出したよ。

(回想で気づいたけど、口紅の変化も良かった。

 同窓会時は口紅の色が濃い→嘘で塗り固めてた。

 絵里子のすっぴんが好きだと言ったのは「ありのままの絵里子が好き」って事だよね。)

 

今回は、菅能と絵里子と優里の、3人のそれぞれ違った生き様を描いてた。

でも共通して言える事は、辛い現実から目を背けたかったという事。

最終的にはみんな違う方向に行きつくんだけど。

 

菅能の場合は、自分だけ独身になってしまった悲しみというのもそうだけど(笑)、

親友の絵里子の死を知って、平常心ではいられなくなった。

一方で、絵里子の場合は、辛い現実を送っていたけども、

リア充代行サービスとの出会いで少し希望が見えて、生き続ける決心をしようとした。

そして、優里の場合は、売れない地下アイドルとして生きていくのが嫌で、

その後リア充代行サービスのメンバーになり、

たまたま出会った絵里子の発言にムカついて…殺意が出てしまった。

三者三様の生き様の違いが、丁寧に描かれてて素晴らしかったわ。

 

強行班チームが、菅能のために一丸となって捜査を続行したのも、

チームワークの良さが出てて好き。

いつもは弓神と羽生のコンビを中心に…だけど、こういうのも良いよね。

町尾さんや多々木さんの活躍があって嬉しかった。

みんなに支えられてるな、菅能係長…(泣)

 

そうそう、序盤の「オトナ高校」ネタも面白かったわ。

他局なのによくやるよ~(笑)

Twitterで相互フォローしてるし、会話もしてるんだもん!

どちらもフレンドリーだ♪

「ドロンしちゃおう」のくだりも、少し懐かしさが感じられて良かった。

 

 

※8話以降は、好き過ぎるあまり文章が詰まっちゃって、結局書けずじまいだったので…(笑)

Twitterのツイート貼り(+当時残してた最終回のメモ付き)で失礼しますorz

 

8話

 

「仕事」と誰かに必要とされたい欲求で支配されてるな #刑事ゆがみ

posted at 22:47:09

 

「刑務所でも働けますか」 #刑事ゆがみ

posted at 22:46:27

 

老後生活ならではの苦しみを描いた話だったわ。今回も面白かった^^ #刑事ゆがみ

posted at 22:56:27

 9話

 

やだー!来週最終回なんてやだーー!!是非とも続編をーー!!!(だだこね) #刑事ゆがみ

posted at 22:53:38

 

しかし今回、いつにも増してめちゃめちゃシリアス展開だったなぁ #刑事ゆがみ

posted at 23:01:59

 

私も #刑事ゆがみ を見る前は勿論期待してたんだけど、一方で、脚本家さんの過去作を見て不安な気持ちもあったのよ。だけど初回を見てからずっと、もう余計な心配はいらないと思った。原作&脚本の面白さもあるけど、演出の魅せ方も役者陣の演技も音楽も全て、力込めて作られているんだと感じられる。

posted at 23:13:33

10話(最終回)

 

刑事ドラマなんてもう何年もあるだろう。

でも #刑事ゆがみ は、犯人をただの「悪者」として描くんではなく、

「普段の生活をしてる人」として、

なぜその犯行をしたのかをじっくりと描いてくれる所が好きだった。

どの犯行も、ほんの憎しみや歪んだ正義感から生まれるという、

人間らしい動機が良かった!

 

そして、どのキャラクターも魅力的だし、

ゲストも個々のいろんな演技が見られて満足。

弓神はぱっと見悪そうなんだけど、何を考えてるのか分からない謎めいた人で、

時々ふざけつつもキレの鋭い考えを持った所が魅力的だった。

神木くん演じる羽生もとてもぴったりだった!言葉とかはぶっきらぼうだけど、

根は素直な人で、弓神といるうちに自然と成長していく過程も見ていて楽しかった。

 

いやあの、本当、浅野さんと神木くんだけでなく、

稲森さんも三月ちゃんも藤本さんも仁科さんも…この作品で大好きになった!

これで終わっちゃうのは寂しいけど、また続編が出ることを願ってるよ…🙏

posted at 22:59:08

 

回収しきれてないし、続編をやろうと思えば出来るはず…! 視聴率が低かろうが、見てる人は高評価が多かったし、これで終わりなんてもったいない!! #刑事ゆがみ

posted at 11:10:09

10話(最終回)で当時残していたメモ(雑感)
 

横島の事は回収されなかったけど、不思議とモヤモヤはない。

きっと、物語は延長線上でまだつづいてるんじゃないかというワクワク感があるから。

このドラマは毎回最後にちょっとした希望を見せて終わっていて

(完全に話を終わりにするんじゃなくて)、

これからもこの人たちは今を生きていくんだな、と思えるから。

 

最後に巡査部長と交番勤務という形で再び出会った二人がよかった。

違った形だけどまたこうして巡り合って、いつかまた素敵なコンビになれたらな、、、

という嬉しい気持ちにもなれる。期待したくなる。

 

満足感がある。本当にありがとうございました!!!

 

 

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