刑事ゆがみ 6話 感想

 

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※これは当ブログ「りんころのひとりごと。」を立ち上げる前に、

PCのメモソフトで作成していた記事に手を加えた物です。(念のためご報告…←テンプレ

 

撃ちたくても撃てないのが日本の警察。

誰かのためにやったとしても、法に触れれば罪になる。

だけど、法に勝つ方法は一つだけある。それはバレない事。

でも、どんな罪でも最後までバレないとは限らない…

 

今回は少年法という法律も交えたお話でした。

犯人が光希ちゃん(新井美羽)だというのは、

冒頭の貝取新田真剣佑)を包丁で刺すシーンの目線の低さで

何となくは察していたものの…

それでも、びっくりしちゃったよね。

犯人は子供だというのは少し抵抗がある人もいるのではないかと思うけど、

私にとっては、法律の事も含めてとても挑戦的で、もっと好意を持てた。

 

刑法第41条の大原則で、14歳に満たないものの行為は罰しない。

貝取はそれが許せなかった。

警察が子供の犯罪を無かった事にする世の中を嫌だと感じていた。

だから動画を録って、社会的制裁を下そうとしたんだね。

逮捕してくれない警察の代わりになって…。

 

光希ちゃんが言った「みんな嘘つき」という言葉。

貝取たちが、親子で考えたサプライズ企画を奪ったというのもそうだけど。

過去にいじめられている時に、「そばにいるよ」と言ってくれたお父さんが

(これも貝取の買収のせいで)自殺してしまったというのが、

一番その言葉にのしかかってくるんだろうな。

文集にも書いていた夢は、プラネタリウムでモンコレの限定モンスターを

ゲットできるという企画。

それが利用されたんだからね…憎しみを持ってしまうのも分かる気がする。

 

少年法で逮捕されなかったにしても、2回やってしまったという事実は消えない。

罪悪感はずっと残るだろうけど、保護された場所先でしっかり更生して欲しいな…!

弓神と羽生が光希ちゃんのところに駆けつけて来てくれたのも、

本作らしい人情味に溢れてて好き。

ずしっとした辛さもありつつ、こういうちょっとした希望の兆しがあるのも良い。

 

今回も、心にグッときてしまった弓神と光希ちゃんの会話。

犯罪のきっかけは、多分こういった人へのほんの恨みから始まるんだと思う。

まさか、自分が犯罪を犯すとは思わなかっただろうにね…

 

「あの星なんだっけ。光希ちゃんが教えてくれたやつ。」

アルビレオ

アルビレオ、本当に二つの星が並んで見えるんだね。」

「お父さんに会いたい…」

「そうだよな」

「でも、もう会えないよ」

「光希ちゃんの気持ち分かるよ。悔しくて当然だよ。」

「ひとつだけあの人に教わったの。どんなことをしても法を犯さなければ罪にならないって。

 だから…私は悪くない。悪くないもん。」

「わかるよ。光希ちゃんすごいよな。お父さんのためにあそこまでできるなんてさ。」

「許せなかった。お父さん、返して!返して…そしたら良い子にする。

 良い子にするから。あの人に謝るから…返してよ…!!」

「お父さんが大好きだっただけなのにな。」

 

これだけ引用したけど、「お父さんが大好きだっただけなのにな。」

二人の全ての会話はこの言葉に集約されてるんだと思うわ。

 

ヒズミによる貝取へのお仕置きも「やったぜーー!」という嬉しい気持ちになれたし、

馬券のくだりの回収もナイスだった!

馬券も、必ずしもバレないとは限らないって事よね。

 

 

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