監察医 朝顔 6話 感想|幸せを手にした家族と、幸せを諦めた家族。

 

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片岡礼子さん。「あなたの番です」では恐怖を与えた死を遂げましたが、

こちらはかなり切ない結末となりました…。

 

「私がもっと早く一人前の看護師になってれば」「あの家からお父さんを連れ出してれば」

と亡き母に訴えかける姉妹の姿は

「本当は母といつまでも幸せに暮らしたかった」と望んでいたように見え、

流れる歌詞の「ここに願う 願う」と重なり、

主題歌が今までで一番物語とリンクした回だったと思います。

 

いつもの家族パートはつぐみ(加藤柚凪)の登場もあって、

こちらが見てて頬が緩むほど、随分多く挿入されているなぁとも思っていたのですが、

万木家が「幸せを手にした家族」ならば、遺族側は「幸せを諦めた家族」で。

同じ子持ちの家族で対比させて、ホンワカからの急展開で

辛い余韻を残した構成となっていました…。終盤を見せるための、だったのですね。

 

事件の描写自体もアッサリ解決する事なく、

今回は家族パートとバランス良く描かれていたので、その点でも満足。

死亡推測時間をずらすトリックは刑事モノでたまに目にしますが、

今の暑い時期によく使われるエアコンが鍵となっていたのは面白かったです。

 

 

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