凪のお暇 9話 感想|人は見かけによらない。だから人って面白い。

 

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本作、見終わった後は毎回、わ〜…今回も面白かった!!って気持ちにさせられるんですが、

それって多分、「人は見かけによらない」が各登場人物の動きを通して

着実に描かれているからなんでしょうねぇ。

 

最初はアクセサリーを勧誘する怪しい人かと思えば、

ただ人と仲良くなってみたい純粋な心の持ち主だった坂本(市川実日子)。

実は旅館の跡取りで、家族とは上手くいっていない関係なのが分かった緑(三田佳子)。

好きな人の為なら思いっきり感情を出せる真っ直ぐな性格の慎二(高橋一生)。

そして、メンヘラ製造機だったはずが、凪(黒木華)に恋した事で

別人かのような初々しさを見せる…

けれども、トドメで一気に男気を出し、本領発揮したゴン(中村倫也)。

このように、今までにも「人って面白い」「人は変われるんだ」という過程を

十分に描いてくれました。

 

今回はさらに、凪の母・夕(片平なぎさ)より強烈な空気クラッシャーが現れ、

まさかの彼女の立場が気の毒だと感じる結末に。

慎二の姉・加奈子(西田尚美)も、

折角の場であんなに人の欠点を突く人だとは驚きで…

兄も登場してきて修羅場になるという流れも含めて、

意外性がいつも以上に盛り込まれていた1時間だったと思います。

 

初対面の相手は第一印象で捉えがちだけど、いざ話す回数が増えていくと

実はこんな一面もあったんだと気付くのと一緒で、

本作も、この人は次にどんな顔を見せてくれるんだろう?と

ワクワクさせられる面白さがありますね。

 

 

タイトルマッチではパーマ姿で挑み、母が嫌いだとハッキリ言えた凪ですが…。

感謝を伝えられなかった慎二の気持ちも含め、

家族の前での言動に後悔だけが残るばかりの二人で。

そして、9話でようやくアタック出来たゴンの姿も描かれました。

  

人が成長して行くパートの他に、恋愛話や三角関係も基本的に

もう一つの重要項目として物語に絡ませて行ってるのですが、

ここに来て結末に興味が持てるのは、

典型的な「積極的に自分を振り向かせる」「ライバルとガチンコ勝負する」

エピソードがないからなのかも。

ゴンはあくまでも凪の気持ちを最優先で尊重するタイプなのが伝わるから、

違う形でも報われて欲しいとついつい応援してしまう。

「凪ちゃんだけのちぎりパンになる」の告白、格好良かったです。

…鍵の多さにはちょっと引いたけどw

 

最終回では「家族と和解が出来るのか」がメインで描かれると思いますが、

三角関係の方も大きく進展しそうで、楽しみです。

 

そうそう、ゴンも市川(唐田えりか)も幸せになって解決して欲しいけれど…

個人的には、マウント取りまくる女性3人組が

マウントしっ放しで終わらない事を願います(笑)

 

 

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