回を増すごとにこのドラマが好きになって行ってるかもしれない…
お腹は減りつつも、心は満たされる…今回も、いや、いつも以上に
温かい気持ちになれるお話でした。
前半でシロ(西島秀俊)の母・久栄(梶芽衣子)が、手術中の夫・悟朗(志賀賢太郎)を
何度も強〜く心配している姿や、いない事で分かる"一緒に暮らす人との日常の有難み"を
改めて感じる姿を描写した事で、後半のシロとケンジ(内野聖陽)の
馴れ初めパートへの流れがスッと受け入れられたように思います。
また、久栄の言った「毎日一緒に暮らしてるけど特別なのね」という言葉が、
終盤のシロの「(ただ、毎日一緒に暮らす相手として…)うん、正解だな」という
言葉にリンクしているように感じられて、ケンジに対する愛情と思いやりが
より一層滲み出ていた気がしました。
自然と笑みをこぼして「ケンジ、これすっごい好きなんだよなぁ」と思い浮かべながら
料理をする時間も、温かいうちに食べさせてあげる気配りも、愛情の一つですよね。
それを全身で受け止めるケンジ。やっぱり、見てて微笑ましい。
クリスマスという"特別な日"に、その日だけの"特別なメニュー"を、
"特別な人"と一緒にテーブルを囲んで食べる事のプレミア感。
ただでさえ美味しいであろうシロさんのラザニアも、当時の思い出が詰まっているから
"特別感"が出るのであって。
男女どんな付き合い方にも関係なく、当たり前の日常を共に過ごす
パートナーがいてくれる事の貴重さ、そう思える相手に出会えて幸せだと実感する胸中を、
二組のカップルを通して身に染みた回でした。
ミニタオルの件も、久栄のLBGTに対する印象を少し和らげてくれたみたいで…良かったです。
↓次回の感想はこちら↓
↓前回の感想はこちら↓