うーん…なんでしょうね。アッサリ終わったなぁって印象が強いんですよね。
連絡先一覧を次々当たっただけで、真犯人にたどり着いちゃったから?
自分の罪を簡単に認めちゃったから?
後者はともかく、なんか、事件の手がかりにもう一捻りが欲しかったって所です。
吉原(小林隆)が20年前に大工をやっていた頃に器材の盗難にあって、
そこから経営難で会社を畳み、奥さんを失い崖っぷちになっていた時に
マジシャンという存在を知る…という流れは感情移入しそうなものですが、
全く泣けもしなかったのは「人間ドラマ」的描写が不足してるからなんでしょうか。
聞き込み調査や犯人の供述と共に細切れに回想を見せるよりかは、
取り調べの後に回想〜犯人とのやり取りの映像をガッツリ見せた方が、
吉原がいかに挫折を味わったかを知れて犯人の行為に苛立たしくなるでしょうし。
終盤の姫川(二階堂ふみ)の「身勝手な人がいる限り、犯罪は消えない」という台詞も
現実の理不尽さの点で説得力のあるシーンになったと思います。
どことなくイマイチだと感じた部分を考えて、なるべく文章にしてみましたが…
うーん…映像での見せ方が惜しいんですよね。もうちょい見応えありそうなもんなのに。
スマホが主流の現在としては、ガラケーがキーアイテムになるのは
結構時代錯誤な感じが強いですが(吉原の世代はまぁ良いとして…菊田がガラケー?って)、
打った文字がひらがなのつもりが数字だったというダイイングメッセージは面白かったです。
最後も、超能力で開いたのかどうかは視聴者の想像に委ねた所も、
余韻を残す工夫が見て取れました。
菊田(亀梨和也)も前回から徐々に存在感を出してきましたね。
でも、色々書きましたが、一番のツッコミポイントとしては…
姫川の側にいた女性刑事は
単に風邪でフェードアウトしたんかい!っていうね。
結局あの人は何だったんだ?本当に風邪だったのか?
いや、途中でいきなり消えたら怪しいと思うじゃないですか…そう思いませんか(笑)
超能力よりも奇妙な案件でした。え…他のドラマと兼任されてたからとか?
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