だよねー。「殺人行為が好きだ」というサイコなキャラでまとめるよねー。
内山(大内田悠平)と二階堂(横浜流星)は利用されていたんだよねー。
最後は「世にも奇妙な物語」みたいな感じで不穏なラストにするよねー…。
と、色々と予想通りな印象で幕を閉じた最終回でした。
4人に笑みを浮かべさせて殺した犯人はやっぱり黒島(西野七瀬)で、
伏線が色々畳みきれるのか不安な中どうまとめるのかと思って見ていたら、
多く作ってしまった分 案の定、
今までのやり口を台詞で全て種明かしにするという流れになっていて…。
2クールという久々の試みだったが故に、中間の話の作りを持て余したよね感が否めない。
でも…まぁ…サイコパスというには表情が若干固かったものの、
ナイフで首をシュッと切る時の七瀬ちゃんの顔は美しかったのでそれで良いかなぁと(笑)
静かにニタ〜っと笑う所が堪らなくて。以前よりもちょっと好感持ってしまいました。
しかしさぁ…ただ「彼女はサイコパスでしたー!」で終わらせないでさぁ。
彼女がなぜそんな頭のおかしい人になってしまったのかの
経緯が一番知りたいのに、真相はhuluで!って。
本当にこの枠はhuluとの癒着が好きだな。
同枠の他のドラマだったら多少の妥協はあるけれど、
本作は2クールやっただけに「2クールで全て描かないのかよ!」っていう
モヤモヤ感が半端ない(苦笑)
モヤモヤといえば…物語もそれっぽく解決したように見せていたけど、
伏線は完全に回収されてませんよね〜?(劇中で解明されてたらごめんなさい)
・尾野(奈緒)が前回、翔太(田中圭)と二階堂の部屋に来た理由は?
・南(田中哲司)の娘の靴が発見され、娘を殺した犯人は、4人の笑みを浮かべる遺体と
回想を通して順々に見せていた事から黒島だと察したものの、
黒島と娘の接点は何だったのか?どんな経緯で黒島が近づいたのか?
・神谷(浅香航大)はなぜ殺されるハメになったのか?
・今月のラッキーデーの○の意味は?
・1クール目のOP映像で、菜奈(原田知世)、翔太、田宮(生瀬勝久)、黒島、
早苗(木村多江)、佐野(安藤政信)、床島(竹中直人)に○が付いていた意味は?
↑個人的に、これが一番モヤるポイント。共通点、なんかある?
後半の終盤になって、南の娘にまつわる事件を重大そうに取り上げたにもかかわらず、
経緯は語られないわ、靴の回想だけでサラッと終わらせるわで残念でしたが…
後出しじゃんけんっていうのもねぇ。納得いかん。
犯罪に加担した二階堂が何もなかったかのように鍋をつついてるのも、納得いかん(笑)
まぁ、軽く総括しますと…。本作の感想は、気づいたらpv数が今期一番多かったし、
ブログ村の注目記事では日付が変わるまでTOP10に入ってる程だったので、
ドラマを普段あまり見ない一般層も取り込めたんだろうなぁと思うと
ドラマ好きとしては嬉しいもんで…。
そういう意味では、コメディなシーンを挿入して(一応)見やすくするように心がけたり、
毎回最後はホラーで余韻を残したり、役者の怪演っぷりで驚かせたりと、
続きを見たい!とする、戦略的には上手い作りになっていたのかなと。
考察する力は私にはてんで無いもんでしたが、
SNS上で賑わったというのはある意味社会現象に近いもので。
1クールに考える楽しさが生まれる作品は1つくらいあったら良いよね…と、
今後のドラマ業界の発展に、また新たに希望の持てる出会いを果たせた気がします。
1クールばっかりのドラマが多い中、2クール編成なのも面白い試みでしたし。
(きちんとまとまらなかった点は良しとしてないけどね(笑))
来期の土10「俺の話は長い」は30分×2話編成だそうで、そういった「殻を破る挑戦心」は
どんどん取り入れて頂きたいなぁという気持ちにもさせられました。
まぁ…ツッコミどころは色々ありましたけど、
半年間楽しんだ視聴者の皆様、キャストの皆様、お疲れ様でした。
スタッフ陣は奈緒さんに「インパクトを残したで賞」などのMVPを捧げてくださいませ。
拙い感想の閲覧も、ありがとうございました。
何はともあれ、楽しかったです。
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