やっと、面白くなった。
いや、別に面白くないと思って見てた訳じゃないんですけど、
唐突な伴野(宮沢氷魚)のシャワーシーンだとか、
「もう、嘘はつかない」→「今回も言えなかった…」→「今度こそ本当の事を言う!」
で全然進展しない鐘子(杏)のループばっかりで
ワクワクというよりもどかしさを感じていたものですから…^^;
まぁ、今回も、いややっぱり直接言おう!でメッセージを送れない状態でしたけども。
親友のまさ子(田中道子)が上手い具合にアクションを起こしてくれましてね。
やっと「本当の事を言う」壁を突破出来た7話でありました…まさ子さん、ナイス!(笑)
面白いと言えば、もう一つ、賢治(谷原章介)の裏の顔について。
本当は私の事愛していないなんて、葉子(仲間由紀恵)が自分の都合の良いように
解釈してるんじゃないの?と最初は思ってましたが、
彼は彼女をライフプランに利用しているだけに過ぎなかったのですね。
そう考えると、あの😄もより一層独占欲が増して恐ろしく見える。
葉子の不倫疑惑を一生懸命突き止めようとする姿は、単なる嫉妬心からじゃなくて、
計画が不倫相手によって壊されそうだから
それを何としてでも取り戻さなきゃ…という所だと、前回の行為を理解。
だからと言って、風太(瀬戸利樹)の気持ちを想えば不倫が正しい事とは限りませんが、
自身の幸せのためにも離婚は早く視野に入れた方が良いと思いますよ。
まぁ、彼女にも少しだけ同情してあげたくなる部分があって、良かった。
賢治も風太も騙して、妹をパシリに使いまくって…というイメージしかなかったからさ(汗)
賢治が自分の事を好きじゃないと分かっていても、
自分も賢治と夫婦になる選択を取ってしまったから
受け入れるしかないんだ…と考える葉子。
理想の人生を歩みたいが故に、パートナーを手段としてしか扱えない賢治。
「不倫してみたい」ほんの軽い動機から、いつしか本気の恋に変わったものの、
中々気持ちを素直に伝えられず、鐘子を避けるようになる伴野。
そして、そんな伴野に想いを寄せるも、それは自分が不倫相手だからではないのか?
と不安を抱える鐘子。
それぞれの人間性がジワッと現われ出てきました。
恐らく、本作(原作)は「恋愛や結婚が完璧に出来た人なんていない」
「だから、どこかを"偽装"していないと、人生は上手くやって行けない」
不器用に生きる人々の切なさを伝えたかったのかもしれませんね。
ようやく作品の面白さが分かった気がする回でした。
もう5話みたいな尺繋ぎ展開はないと信じて…良いかな?
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