小夜子(木村佳乃)についての調査を進める事に。
このままだと最後には「逮捕しよう!」という話になってくのだろうか…と思っていたので、
朋美がまさか小夜子の壮絶な過去を聞いて、
彼女に後妻業を辞めさせてあげたいと同情する展開になるのには意外でしたね。
小夜子・柏木(高橋克典)ペアの動きと対策、
本多と朋美が徐々に小夜子の真相を突き止めていく調査過程に加え、
朋美が小夜子の心をどう変えていくのか…という新たな見所が増えて、
何だか面白くなりそうな予感がしてきました。
もう一つ、興味を引く新事実が投入されましたね。
弟ではなく実は息子だった…という博司(葉山奨之)の登場です。
どうやら小夜子と博司は「モンテ・クリスト伯」でいう
留美と安堂のような関係らしく(見てない方はごめんなさい)、
小夜子が母、博司が息子だという情報は、柏木が握っている様子。博司は気づいてない?
こんな複雑な設定を加えてくるって事は…博司は只者じゃないでしょうし、
後に物語を大きく動かすキーパーソン的存在になるのかもしれません。
葉山奨之くんが以前演じた役を彷彿とさせるのもあるけど、
また悲劇に遭ってしまうのかなぁ…なんて、別の意味でも気になってる自分がいます。
とりあえず、シリアス面の描写がかなり進んで引きとなる要素が増えたので、
前回感じた「これ、最後までネタ持つのかな?」という心配は払拭されました。
残り少ない時間を楽しませてあげたくて云々…な小夜子の想いに対しても、
今回の事情を聞いたらちょっとは同情したくなったかも。
完璧に悪人な訳でもないし、だからと言って善人な訳でもない。
その善と悪の境界線のスレスレ具合は、上手く設定されていると思います。
シリアス面をどこまで膨らませられるのか。
シリアス面が大きくなった代わりに、コメディ面とどうバランスをとっていくのか。
(W木村の対決シーンは、それだけなら今回も面白かったけど、
全体の一部として見たら"コント感"がより強く浮き出ていたので。)
次回、色々な意味で必見です。
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