みかづき 3話 感想|千明が頑張ってるのは分かるけど

 

f:id:rincoro_ht:20190127174722j:plain

 

やっぱり、夫婦の考えが別れる日が来てしまったか…な回。

 

思えば1話の時も、千明(永作博美)がガンガン押し通していた。

(相手は物腰柔らかで、それを"押しつ押されつの夫婦"だとも表現した。)

けど、それはあくまでも吾郎(高橋一生)の考えに共感しての事。

最初は同じ信念の元で塾を開設してみたけど、

いざ続けるとなると時代も変わってくるし、当然生き残る戦略も考えなければいけなくなる。

この夫婦にはとにかく、「話し合う機会」が少な過ぎた…。

そして、どこかで妥協点を見つける必要があった……。

(片方は進学塾で、片方は補習塾の形でも良いんじゃ?とは一瞬思ったけれど、

それだと完全に二人の心はバラバラになっていくしね…。) 

 

個人的には、千明の言動が「孤高の一匹狼」風に描かれているのが切ないです。

勝手に進学塾にするのも、おばあちゃんの病気の件を娘から伝えさせたのも、

最終的には「家族を守りたい」「吾郎に負担をかけさせたくない」から

そうしたんだ…とは理解出来るんですが、

「大好きだから頑張っちゃう」程の苦悩、吾郎と同じように子供を想っている様子が

一切本編から感じられないから、見てて辛い気持ちになってしまう。

要は、強い人物に描かれ過ぎなんですよね。繊細な所も映し出せば、

千明にももっと素直に応援出来るはずなんですが…

 

この思わぬ展開でも、現代編では2人で一緒にいたので、

そこはまだ安心して見られます。

多分、両者ともが別々の道を目指すために一旦離れて、失った者の大きさに気づいて、

時が経ったら「またやり直そう」という結末に落ち着くんじゃないかと…。

 

シリアスな本編とは裏腹に、明るくポップなEDでいつも以上にほっこりする回でした。

にしても、吾郎はどこに行ってしまったかなぁ。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com

 

↓前回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com