今回は田端さん(野波麻帆)回。
素直に思いや悩みを打ち明けられない。一人で抱え込みがち。
いざ本音をぶちまけようとすると、今まで溜めてた感情を一気に爆発させてしまう。
そんな不器用な彼女だからこそ、人柄が柔らかくなっていったような最後の姿には、
思わず「良かったね…」と言いたくなる気持ちにさせられました。
「幸せは待ってるものじゃなくて自分で作るものなんだよ」という
アタル(杉咲花)の占いや、
自分が気付いてないだけで必要としてくれている人は必ずいるよというオチは
正直言えば特に斬新さはないし、どこかで聞いた事ある感じはするのですが…
アドバイスや出来事を通して変われた様子を見られるのが、
ただ、純粋に嬉しく思えます。本作の場合。
前半で登場人物の悩みを浮き彫りにしているので、
ついつい感情移入して、応援したくなってしまうのもあるのかもしれません。
田端だけでなく、上野や品川などもそうなんですが、
「完全に一緒ではないけど、"これ、私もあったなぁ" と強く共感させられる部分が必ずある」
キャラ設定が上手いんですよね。
性格はドラマ用に極端に味付けされているけど、どこか人間臭さも感じられるというか。
「架空」と「現実」のバランスが絶妙というか。
今までは「えっそれは捨てちゃうの!?」と思う事の多かった
終盤での大事な物をゴミ箱に捨てるシーンも、今回では捨てて正解な案件だったので、
そういう意味でも気持ちが晴れやかになった回でした。
何かに頼りっぱなし、何かのせいにしてばかりじゃダメ。
幸せを手にいれるためには自分で動く事が大事…ってね。
占いを受けた男性陣3人が肩を寄せ合ってお喋りをしていたり、
田端に大事な事を気づかせてくれる重要な存在になっていたり、
前回ターゲットだった上野が田端に占いを勧めたり…
何度も言ってるかもしれないけど、その後の変化がじっくり描かれている所も好きです。
見てて微笑ましくなってしまう。
次回は大崎(板谷由夏)がターゲットとなる回ですが、
上司なだけあって、今までの人々以上に抱えてるものは大きそう…
(自らキズナ(若村麻由美)の所に行ってた描写も気になります。)
今度は田端が、大崎を救うきっかけの人となるのでしょうかね。
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