「頑張らせていただきます」「頑張ってみるから!」「我々は頑張るで良いですよね」
「あいつ頑張ってんなぁ…」「やっぱり頑張ろうって良いよなー」………
片岡(福山雅治)が「頑張る(頑張れ)」と言った回数は16回。
………なんか、クドイっす。
「頑張る」って言葉を使っておけば、サラリーマンが胸を熱くさせて共感して
見てくれるんだろうな〜って安易な考えが目立った回でした。
別に言っちゃダメとは言ってないんですけどね。
主人公に具体的な策や案が何もないまま、ただ口だけ出任せみたいになってるから
面白く感じられないんですよね。
そんなんじゃ、万が一失敗したら信頼されなくなりますよ?って言いたい(苦笑)
1つの土地を開拓して事業を成功させようという内容自体は、描き方次第で
興味深く見られそうな気はするんですがー…
全体的にただただ片岡が1人で突っ走ってるだけ、みたいな、そんな感じでした。
要は「働くサラリーマン"達"」の動きが見えてこないんです。
大体、銀行内に30人くらいいるのにみ〜んな反対派で、終盤まで片岡の考えに
賛同してくれる部下がいないって、不自然じゃないかなぁと思っちゃいました。
1話で対面して悩みを打ち明けるシーンがあったのだから、その時点で1人くらい
心境が変わった人がいてもおかしくないのに…
そして、公式サイトの「窮地に立たされた銀行員たちが巨大組織の理不尽に立ち向かう」
という謳い文句の通り、
主人公を走らせてばかりじゃなく、部下が困難を乗り越えたり夢を掲げたり…などの
「チーム」としての描写ももっと盛り込んだ方が良いと思いました。
1人だけが頑張りを見せたって正直面白くありません。部下がいる意味がないから。
個人的には、三嶋食品の契約が上手くいったエピソードや、
(早送りにされた)営業しに行く社員達のエピソードをもう少し見たかった…
そんな印象でした。
演出や演技は抑えめだったものの、主人公を強調させるのが原因で
どうも話が間延びしているのが…
通常放送の次回で視聴継続するかどうか決めますね。
↓次回の感想はこちら↓
↓前回の感想はこちら↓