集団左遷!! 1話 感想|コミカルな役にチャレンジしたい福山さん。

 

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やっぱり、30分近くまで拡大となると、集中力も切れやすいし

構成力がかなり必要になって来る訳で…(汗)

個人的には、10時になるまでに眠気が襲ってきてしまいました。

何とか最後まで見られましたが。

 

その理由としては、まず物語の展開とキャラ付けに抑揚がなかったのが挙げられますかね。

次々と起こるハプニング>登場人物 のように、10時まではただただ振り回されている

主人公という印象が強かったのです。

結局正義感で溢れてる人なのか?ドジっ子なのか?猪突猛進な性格なのか?

序盤で「これだ!」という個性が(説明は関係なしに)ハッキリ描かれなかったため、

あまり主人公が魅力的に映りませんでした…。簡単に言うなら、パッとしない。

 

二つ目は、全体的に軽く見やすく仕上げるつもりならば、

もっと演出面・音楽面で遊んでも良いんじゃないかという事。

今作の演出家、というか、プロデューサーも「義母と娘のブルース」に関わった方です。

時折入るカスタネットのカタタンッの音は、その作品を彷彿とさせます。

それなら、ホラガイの音や有名なオーケストラの曲じゃないけれど、

聞いててワクワクするような劇伴を挿入した方が

「本作らしさ」が出たんじゃないかと思いますね〜。

今の事態に対処している間にまた新たな事態が起こる。銀行員達がざわめく。

そのタイミングで愉快な劇伴。"多少大げさ" くらいが丁度良いでしょう。

OP映像だって軽いイラスト調ですから。

 

そして、前半では眉毛をヒクヒク動かして、目を見開いて、声を張って…な

「コミカルな役、頑張ってます!」感漂う福山さんの演技には

小っ恥ずかしいものがありました、が…

10時過ぎになって、ようやく主人公の持つ熱さが伝わってきたように思いました。

ちょっと頼もしいキャラクターに。

 

「誰でも仕事を与えられたら、頑張りたいと思うじゃないですか。サラリーマンですから!」

「一人一人の頑張りが今の光友を支えてるんじゃないんですか!」

これはきっと、現代を生きるサラリーマンの気持ちを代弁した言葉ですよね。

普通のサラリーマンだったら上司に条件を押し付けられたら、

頑張りたくても周囲を気にして諦めるものですが、

ドラマというフィクションの世界を生きるサラリーマンは自分の意思を貫き通す。

それなりの"ヒーロー観"は窺える。

同年代の働く人のツボを突く、共感させる作りは「日曜劇場」では最早安定感があります。

 

終盤でどん底にいる主人公に急に土砂降りの雨が降って

「さぁ、頑張ろうぜ〜♪」な主題歌の入りはベタ臭いものでしたが(笑)

とりあえず、次回も見てみようかなという気にはさせられました。

毎回「頑張るな」と言われる事に対抗心を見せる流れなんですかね。どうなんでしょう。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com