集団左遷!! 3話 感想|どうしても一人で行動させなきゃダメ?

 

f:id:rincoro_ht:20190421234656p:plain

 

通常放送になった分、テンポの悪さがようやく落ち着いてきて、

コメディな演出も徐々に削ぎ落とされて行ったように思います。

が…やっぱり「主人公の孤軍奮闘>>>>チームの一致団結」なのが

目立ってしょうがないんだなぁ。

 

前回の終盤で、ノルマ減少を成功させるまでの部下何人かの働きっぷりを十分に描かず

あっさりまとめてしまったツケが回ってきた為か、

今回の冒頭での横山(三上博史)に対抗する銀行員たちの姿に

感情移入出来ないのは置いといて…。

どうしても、支店長の片岡(福山雅治)を

一人で行動させないとダメなのか

という点が一番気になってしまいます。

 

前回では横溝(迫田孝也)が味方になって、

一緒にクライアント先に頼みに行くシーンがありました。

なので、これから徐々に仲間が増えるというベタな流れになり、

最後には頼もしい存在に成長してくれるのだろうと踏んだのですが…

小平支店の応援として横溝含んだ数人を飛ばし、つまり本筋とは別の場所に追いやる事で

また片岡を一人で頑張らせる展開を作るのにはある意味ビックリでした。

 

今回のクライアントは有名どころで、でも何だか訳ありそうだから、

下手に動いたら一歩進めなくなるんじゃないか というのは分かるんですが。

例えば、各支店のサロンに実際に出向いて社員同士で意見交換してみたりだとか、

サロンについての情報や口コミを調べて報告する人がいたりだとか、

せっかく多くの部下を揃えているのですから

「飛ばされそうな危険を孕んでいる蒲田支店で必死に働く人々」を

もっと見たいと思えてしまうのです。

 

支店長が勿論偉い立ち位置な訳で、その点でより切羽詰まる設定に

なってしまうのは仕様がないとは言え、今までの描写では片岡の動きだけが目立つ印象で、

どうも彼だけがパニクっているようにしか見えません。焦りに大きな差があると言いますか。

…というか、調査もせずに30億の融資を決めちゃおうとした事を考えると、

本当にベテランの上司なのかと不思議に感じるんですけどね(汗)

 

一度何かにひっかかると気になるタチだから、

これ、どうしようかな〜…素直に面白く見られないな〜…と思っていた所、

スパイが早々に発覚したので無事に切れそうです。

うむ…予想通り、花沢(高橋和也)でした。

急に片岡に近づいてきた時から怪しいと踏んでたのよ(笑)

 

顔芸や暑苦しい演出はなく、見やすい作りになってるのは良いんですが、

その分(あんまり言いたくないですが)主演の頑張ってます感が際立つのがね…

代表作もあるだけに勿体ないキャスティングだと思ってしまいました。

 

って事で、日9初のリタイアしま〜す!

いやはや…今期は低調ぎみですな…。

 

 

↓前回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com