心温まる最終回だった…。
素直じゃなく不器用に生きていて、だけど思いやりは忘れずにいる所は、
親子揃って似ていたんですね。
無事に、お母さんのいる場所へ一緒に行けて良かったです。
「写真って、今のこの瞬間を残したいって思うから撮るんでしょ?」
御子(池田エライザ)のこの言葉が凄く印象的。
子供が小さい頃は家族でホームパーティーをしたり、どこかへ出かけたりして、
触れ合う機会は多いのですが…時間が経つと、それも減ってしまいがち。
「残したくない」んじゃなくて、「残せない」事の方が多くなる。
長らく故郷に帰っていないまま(見舞いには行ったものの忘れられたまま)
祖母が亡くなってしまった、父の出来事を思い出しちゃいました…
本当に「いつまでもあると思うな、親と金」ですね。
「クリスマス」という子供が心ときめくモチーフが使われていたのもあって、
大きなツリーのシーンも、プレゼントからお互いの気持ちが伝わって来る所にも、
思わず涙が溢れました。
御子の方には、亜樹人(伊藤健太郎)というサンタが来てくれたみたいです。
霊感能力に尊敬してくれて、更にマフラーのプレゼントも…
素敵な人に出会えて微笑ましい限り。
総括
4話、短かったですねぇ…もっと見たかった。
それくらいには、前後編×2のどちらも興味深く楽しめました。
題材もキャストも気になって見始めたのですが、
不器用な人たちが、幽霊を優しさで包み込んで成仏させていく作りでしたから…
ハートフルな世界観で私好みの作品でしたね。
アコーディオン風の劇伴も、お洒落でかつ郷愁感溢れていて本作にぴったり。
映画は未視聴なので、DVDが発売されたら見てみたいです。
御子の姉の謎や春日(渋川清彦)、御子がいた物件と、
色々謎が残されたまま終わったという事は…いつか続編がありますよね!
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