警察は基本、単独行動(そして消される)。
凶悪犯を捕まえるのに、応援人数は2〜3人くらいしか呼ばない。
そしてECUの面々はひかり(真木よう子)の超能力に頼りっぱなしで
仕事している感じが見えない。
…をブレずに貫き通したドラマでした。
だから、最初から最後までツッコミまくって終わった(笑)
最終回もツッコミ所が満載だったけど、一番おかしかったのは
SAT(特殊急襲部隊)が何人も突撃してきたシーンね。
いや、SATが部署内に存在してるんかい!
だったら初回の吉川愛さんの時から手配せんかい!!!
単独行動しては犯人を逃したり、被害者の命を助けられなかったりしている警察より、
そっちの方がよっぽど早く事件解決出来ると思うんですけど?
ってか…警察が死にそうな時に限って駆けつけるのも変。
ひかりの周りにいる室員たちも、ボーッと座ってる印象しかなくって。
セキュリティガバガバの署に侵入してきた雫(伊勢谷友介)にどう対応するかと思ったら
避難を呼びかけて、彼女がやられるのを外からただ見てるだけなんて!!
そしたら今度は銃で撃ってくるなんて!!
そんな事したら相手を刺激するだけでしょ…
刺激するくらいだったら早く警察(←あの人達も警察なんだけど…(苦笑))呼ぶ事に
全力を尽くしてよ…とツッコンでたら、どうやら樋口が現れるのを待っていたらしく。
ふーん、主人公の見せ場を作りたかったんだ〜…というのが分かりやすいシーンでしたね。
樋口が一線を超えそうな行動をするのなんて、冒頭で見たし。同じような流れ。
折角の最終回、もっと上手い捻り方はなかったものか?
雫も雫で、サイコパスキャラにするなら徹底させれば良いのに、
父がそんな性格だったから息子は病んで同じ道を辿ってしまった…みたいな、
少しでも同情させるような切ない過去描写とかも無くて良かったなぁ。
最終回になって自分語りを始めるわ、第二の雫の登場を匂わせるオチにするわ、
終いにはアナザーストーリーをhuluで誘導するわで、
設定や展開の仕方も「あなたの番です」とほぼ一緒。
それも同じ局内ドラマでサイコパスが被るという痛恨のミス。
ベクトルは違えど、ホラーな作りで視聴者に緊迫感を与える所も似ていたので…
もうちょい3つのプライム枠(枠ごとのカラー)を
差別化出来ないもんかなぁ?とも思いましたね。
個人的にはこの土10枠、というか、日テレドラマは
「老若男女楽しめるコメディ&ホームドラマ」がコンセプトの方が合っているし、
変に大人びた作風にするより作りやすいのではないかと考えてますので。
来期の「俺の話は長い」はまさしく土曜には持ってこいの雰囲気で、
面白くなれば良いな〜と思ってます。
土10枠の人気者だった小市慢太郎さんが、ワンオペだとしても不憫キャラだとしても
来期は出演されないとなると寂しいものがありますけど、
真木よう子さんの「すつどう!」がもう聞けないのが
一番寂しい気がしてきましたな(笑)
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