それぞれの断崖 最終回 感想|満よりも母親の今後が心配。

 

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恭一郎(遠藤憲一)と満(清水大登)の二人に注目して見れば

それなりに良い感じでしたけどね…

彼らが親子で生きていくよりもむしろ、はつみ(田中美里)が母親として

息子を支えて行けるのか心配になる最終回でした。

 

「愛情をかけ過ぎた気がします」とか言ってたけど、

いつ満に愛情を注ぐシーンがあった!!!

自分の幸せのために最優先に動くイメージしかないんですけど!!!

それに、「少しずつで良いから」と励ますのも遅ければ、

満にかけてあげる言葉も今一つ、我が子の立場になって思いやってる感じが伺えないし…

と、はつみに関しては同情出来ないまま見終えてしまいました(笑)

 

良い感じとは書いたものの、出演者の演技力に頼って

登場人物の機敏な心情変化を描ききれない状態で、

強引に大団円でまとめたという印象もありましてねぇ。

まず、自分が行けないからって、加害者の母の元に

代わりに見舞いに行って欲しいと元奥さんに頼むなんて、

表現は悪いけど どうかしてますよ(汗)

頼む方も頼む方だけど、行く方も行く方。

何で同情出来るの?何で気遣った言葉をかけてあげられるの?

前々回まで反発してた人とは思えなくて困惑でした。

 

志方家もいつの間にか和解し合ってるし、「法学部受けようと思ってるんだけどどう思う?」

なんて普通の会話も出来ちゃってるし…

中盤を昼ドラ風のドロドロ展開で引っ張ったから、

肝心の「加害者家族」「被害者家族」が描けてなくて

最終的に焦点がブレてしまった作りになっていたのが何だかなぁ…という所。

タイトルの「それぞれの断崖」らしく、

崖が活躍したのは丹野さんくらいでしたしね(丹野さん…(泣))。

満がとる手段も、崖からの飛び降りじゃなくて水辺からかい!と

ささやかにツッコミを入れておりました(笑)

 

前回のエンケンさんと清水くんのカレーの件りと今回を見て、ふと思ったんですよね。

これは不倫や修羅場を強調させて次への「引き」を作るドラマ形式にするより、

ただただ被害者家族と加害者家族の動きを描く

映画形式の方が向いていたんじゃないかと。

そうすれば、恭一郎たちにもう少し共感出来たかもしれないし、

「いつしか本物の家族になれる日が来るのか?」という点で

役者陣の演技にももっと見応えが増したかもしれないし…

 

何というか、題材的にそもそも際どいものを際どいままで作ってしまって、

視聴者にとっては「変なドラマ」で終わらせてしまったのが、

残念感の漂う作品ではありましたね。

良い所もあると感じられただけになぁ…惜しかった。

 

 

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