わたしゃあ、唐沢さんの人を惹きつけるような演技が好きで、
今回の背中で物語るシーンとか、透(増田貴久)を先輩として熱く鼓舞するシーンとか
流石だなぁと思うんですが…
脚本や演出が、唐沢さんの持つ魅力を上手く活かせてない気がしちゃうんですよね。
怒った顔、どアップばっかりにしたら、画面から暑苦しさが充満しちゃうでしょ…
体でも魅せる俳優さんなんだから、もっと引きの画も作ってメリハリをつけてよ…と
ツッコミたくなりました。
あと、韓ドラ自体が視聴者に恐怖を与える作りが多いので、
向こうではそれがウケてるのかもしれませんが、
ナイフよりも切れ味の鋭いらしい錆びた鉄の棒で、
ただ突き飛ばしただけなのに背中をサクッと貫通しちゃう…ってのは
なんか違和感でしかなくて。
雫の父・辰夫(伊武雅刀)は国を代表する経営者だけど、裏では人を惨殺するサイコパスで、
今の雫が出来上がったのも父の性格が遺伝したから…?も少々都合が良いと言いますか。
その2点から、今回はいつも以上に
「串刺しや親をサイコパスにして物語を残酷にさせれば良いや」感が
見え透いてしまったのが残念。
最後は安定の単独行動により、なぜか半裸で捕まってる透くんのシーンで
終了という流れになりましたが…
1時間前は全裸の店長が水辺で遺体に…なんて衝撃の姿を見てしまったからなぁ(笑)
最終回こそは「終わり良ければすべて良し」とまで言わないまでも、
完成度の高い内容で締めてくれる事を願います。
↓次回の感想はこちら↓
↓前回の感想はこちら↓