グッドワイフ 3話 感想|全ては1人の男の手のひらで転がされていた

 

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あぁ、これは、面白かった…!

個人的には2話までの時点で、あんまり絶賛する程ではないかな?と思っていたんですが、

今回に関しては、点と点が繋がるような伏線の張り方も、旦那の件との絡め方も、

役者同士の対峙シーンも、どれもよく練られていた印象です。

 

今までは「壮一郎のスキャンダル」と「携わる案件」が同時進行で描かれてて、

かつ双方全く関係性もないまま進められてたので、そこにずっと疑問を持っていたのですが…

今回のように、前者を物語に深みを増す「層」的な役割で絡め続けて行くのであれば、

今後も俄然興味深く見られそうです。

 

案件自体は相変わらず、安定した面白さ。

会社員・小川(山本裕子)の怪しい動きを適度に挿入して

「何者なんだ?」と視聴者に興味を抱かせつつ、

1つの証拠をきっかけに、過剰労働ではなくブレーキの故障が原因だったと気づかせて

謎が全て解き明かされた時の爽快感ったら!

 

それだけでも十分見応えはあったのですが、

今までの事柄が林弁護士(博多華丸)、いや、壮一郎(唐沢寿明)の仕掛けによる

ものだったのには本当に驚きました。

杏子(常盤貴子)がそれに気づいた時の主題歌の入りもまた格別で、

一気に「そういう事だったのか…!」と大きなカタルシスを味わえた気分です。

 

今回の壮一郎の件で、杏子の妻としての彼への信頼が揺らぎそうな描写が

今後増えてきそうな気がします。

序盤の面会シーンで夫婦間の絆を再確認した後で…の事なので、

そういった点でも驚きの結末。

壮一郎の持つ陰謀・権力に利用されていた訳ですからね。

弁護士としての仕事にプライベートな感情が入り込んでくるゾワゾワ感…

本筋以外のエピソードもグッと楽しみになってきました。

 

主人公は元々凛としていて、芯の強い女性だという魅力が感じられるのですが、

それを更に引き立たせる河合(江口のりこ)との対峙シーンも見所抜群。

強さと強さがぶつかる会話劇は見ててワクワクしますし、

思わず「良いぞ良いぞ!」と主人公を応援したくなってしまいます。

江口のりこさんも、曲者な人物を演じさせたらピカイチですね。

(ギャフンとした表情は見たかったけどw)

 

回を増すごとに良く作られてるとは思ってましたが、今回で確信しました。

弁護士モノ3本の中では、これが一番面白い!

(木10も土10も、応援の眼差しで見てはいます。面白くなると良いなぁ…と。)

 

そして、基本的には逆転劇で見せる構造で、

日曜劇場の最近の作品に通ずる部分はあるんですが、

顔芸アップやエビデ〜タイムがないとこんなにも見やすいか…と思える有り難さも

ひしひしと感じます(笑)

↑ぃゃ、あれはあれで魅力的なのよ。ただ放送頻度が多すぎて飽きただけ\(^o^)/

 

 

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