おじさん達によるわちゃわちゃも多く、
(陶器が割れるような画面切り替えなど)演出にも遊び心が効いていた回でした。
コミカル描写が強かったためか、演出家は違う方なのかな〜?と思っていたら、
まさかの佐藤祐市さんでビックリ。
脚本・黒岩勉×演出・佐藤祐市 の組み合わせは映画の「累」スタッフと一緒なので、
あのサスペンス性の高さに圧倒される作風とは正反対のもので、
しかもちゃんと面白い…というのにもまたビックリ。
そして、今回はメゾポリを舞台とした"ワンシチュエーション"風な作りで
イレギュラーだった訳ですが、これはこれで楽しみました。
個性的なメンバー揃い、そのメンバー達による会話の応酬が愉快な
本作だからこそ成立すると思ってます。
更に、盛り上げ役となっている高平(小日向文世)がメインだった事から、
高平の持つ表情の豊かさ、ずば抜けた明るさが活きた内容となっていて、
今回の作りと見事にマッチングしていました。
小日向さんの表情、容貌の切り替えっぷりはやっぱり流石だなぁ…
コロンボになりきった時は最早別人のよう。
事件推理で見せる頼もしさだけでなく、
終盤では娘をそっと思いやる父親としての姿も描かれていて、
また一段と高平というキャラが好きになれた回だったと思います。
裏でこぞって聞くおじさん達の様子、コナン方式を彷彿とさせる通信機のくだり、
パロディかのような全身黒タイツの人の出現など、所々の小ネタも好き(笑)
ところで…最後で盗聴してたのは誰か気になりますね。
確か短髪で口元が若そうだったので、
個人的には瀬川(竜星涼)じゃないかと予想してるんですけど…
(だって、神出鬼没な所があるし、何となくただのちょい役ではなさそうですもん)
あと、夏目(西島秀俊)の過去も1つ明らかに。
「罪のない人間を殺した事がある」とか何とか、謎の男性が言ってましたが、
まぁ、きっと公安だったりするのでしょうな。
何か抱えてそうな役なだけに、いつまでも消えない「西島さん=公安」のイメージ…(笑)
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