松尾(小池徹平)の出番は終了、という事で…
一応第2章の区切りにはなるのかな?
以前に何度も誰か止めてとは書いていたし、
抱えている物が徐々に明かされて、
最終的には共感出来る人物になるんじゃないかと考えていたのですが…
尚(戸田恵梨香)の言葉であっさり退場しちゃって、少し拍子抜け。
尚「松尾さんは私と出会った事も忘れちゃうし、
私も松尾さんと出会った事を忘れちゃう。
でも、忘れちゃえる所がこの病気の唯一の救いでもあるのよ。
だから私はあなたを恨まない。恨んだところで、忘れちゃうんだから。
だから松尾さん、全部…全部忘れて下さい。」
これが、松尾が登場した6〜8話の内容を集約してくれるという事でしょうか。
今更かって話なのですが、
尚と同じ軽度認知障害の持ち主といえど、やけに知識が豊富だったり、
やけに相手の図星を突いてきたりと…
結構ズル賢い性格なのが前から気になっていたんですよね。
記憶を失って苦しんでいる描写が少ないから、
「ただのトラブルメーカー」で終わっちゃったという印象も強いんだと思います。
台詞では「対等」とは言うものの、置かれてる状況はそうでもないような?
そして、尚がなぜ飲み物に睡眠薬が入っていた事を察していたのでしょう。
それまでは普通に仲良くしていたイメージだったので、
相手を少しでも疑っている様子が見受けられないと
物語が都合の良いように進んでいると感じてしまいます。
一部分だけ、急に本作らしからぬホラーな作風になったのは、
8話にして脚本が2人になった影響ですかね。
…まあ、小池徹平さんの怪演が見られたのが新たな収穫でしたから良いんですけども。
結構インパクト大な表情されてましたもん。もっと色々な作品で見てみたいです。
水野(木南晴夏)の方は、尚が彼女にヤキモチを妬いていた所があったので、
今後は真司(ムロツヨシ)を巡るライバル的存在になるんでしょうか。
うーむ、そうなると…松尾か水野のどちらかでも良かったのでは…なんて。
何はともあれ、また小さな平和が訪れたという事で…
残り2話で10年間をどうまとめるのかも見所ですね。
次回予告ではもう赤ちゃんが生まれていたので、
時間経過が遅かったり早かったりで、相変わらずそこは読めません(笑)
とりあえず、次回からの最終章に期待します。
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