僕とシッポと神楽坂 8話(最終回) 感想と総括

 

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最終回前に出てきたコオ先生(相葉雅紀)の海外行きの話、

トキワ(広末涼子)の夫の話に加えて、認知症のシッポ&寝たきりの母の話と、

一気に要素が増えてどうなるかと思いましたが…

綺麗にまとまっていて良かったです。特に不備もありませんでしたし。

 

高円寺「毎日の暮らしの中でもし思い出が消えてしまっても、

    また新しい思い出を作れば良い。今日という日を積み重ねて。

    そしていつか、太郎くんが天国に行ってしまっても、

    その思い出は井坂さんの宝物になると思います。 」

シッポと飼い主に贈ったコオ先生のこの言葉は、トキワにも届いていたみたい。

出会いと絆を大切にする姿は今までの回でも描かれていたので、

最終回でしっかりアドバイスをするシーンには、

相手への思いやりが改めて感じられましたね。

 

「失う物もあれば一からやり直せる物もある」「思い出の積み重ね」

どのエピソードにも当てはまっていた今回。

トキワも堀川(小瀧望)も旅立ち、

タイトル通り「僕とシッポと神楽坂」状態になってしまったコオ先生ですが…

彼女が残してくれたメモや、時折送ってくれるハガキのお陰で、

新たなスタートを送れる…かな?

そして、いつかまた会える日が来るかなぁ…。

 

 

総括

 

基本的には、医者が患者を救うという一見ベタな流れではあるものの…

本作は「ただのベタ」じゃありませんでしたね。

 

よく泣かされていたし、コオ先生の一つ一つの言動に感動していたけれど、

優しさと癒しだけでなく「出会いと別れ」「人生における苦い経験」も

しっかり描かれていたから、純粋に良いドラマだと感じられたんだと思います。

ペットと飼い主という枠を飛び越えて、

人と人の関わりに自然と置き換えられるのもその理由です。

 

そして何より、相葉くんが本作の主人公にピッタリハマっていました。

演者の人柄とキャラクターが合っているかどうかも

ドラマを楽しめるかの1つの決め手になると考えているので…

(稀に「この人にこの役がハマるんだ!」というケースもありますが)

その点はもう、全然大丈夫でした。

毎回手を握って「〜さんの気持ち、受け取りました」と言ってくれるシーンは

特にお気に入りです。

 

暖かい光の当て方や、シッポのサービスシーン、女性キャラとのコミカルな掛け合いと、

癒し&笑い&感動のバランスが取れていたドラマでした。

嵐の主題歌も、爽やかだけど少し哀愁漂う感じがしていて良かったです。

 

 

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