トレース〜科捜研の男〜 2話 感想|警察は何しとんねん

 

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前回より面白く見られました。

分かりやすい台詞も、ゴチャゴチャした感じだった劇伴の頻度も減った代わりに、

「そこに行き着くのか!」な二転三転とした展開に工夫を凝らしていたような印象。

てっきり有里(関めぐみ)が犯人だと思っていたので、

キメラや心臓移植などの新事実が明かされたのには意外性があり、

つい見入ってしまいましたね。

 

ただ…やっぱり、これはツッコミたい。

科捜研チームに手柄取られてどうすんの?(笑)

あれだけ自分勝手に「ホシを捕まえなきゃ俺がクビになるんだよ!」

とか言ってた虎丸(船越英一郎)は、後半になってほぼ出番なし。

犯人を捜索して逮捕するのは警察の仕事ではないのかって話。

(病院の方も、有里一人しかいなかったのだろうか…そこも気になる。)

 

科捜研は科捜研で「真相を掴む」見せ所を履き違えちゃっているんですよねぇ。

物理的な方法じゃなくて、科捜研にしか出来ない "調査" で魅せて欲しい。

警察よりも先に病院に到着するとか、警察よりも必死に走るとか、

原作をかなり改変し過ぎじゃありません?

「元・科捜研の原作者が描くリアリティさ」を売りにしているはずなのに、

ドラマからは今の所、その強みがあまり感じられないのが残念です…。

 

あとは…虎丸が喧しい!ノンナ(新木優子)の新人成長物語が話の腰を折る!

っていう考えは、前回と特に変わりません。

前半で虎丸の苦悩や葛藤を存分に描いていましたが、

主人公はあなたじゃない!(キッパリ)

本当の主人公である真野(錦戸亮)は一応全体的に出番はあるけれど、

虎丸に押されまくるせいで、何をどう活躍したのかがはっきり思い出せないし…

そもそも、「お前はよくやった」と言われるほどの結果、

ノンナは残したんでしたっけ?

ワインを割って倒れたという記憶しかないのですが(汗)

どこかで行間があったんですかね。どこかで。

 

話の作りは悪くないし、ホラーに力を入れている所も応援したくはなるのですが、

それならなぜ「科捜研の男」っていう副題にしたのか…がまだモヤモヤします。

 

虎丸さんはこのまま、自己中な刑事のレッテルが貼られっぱなしになるのだろうか。

(というか…背中にポツポツがある件も、なぜ気づかない^^;)

 

 

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