トレース〜科捜研の男〜 9話 感想|虎さんのキャラ変を強く実感する回

 

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最終章とうたった割には、縦軸となる真野(錦戸亮)の過去話が

ほとんど進まなかったのには疑問でしたが…

話自体は多分、今回が一番色々な意味でアラが少ないように感じられました。

見ながら初めて泣けたという事は、それほど富樫(和田正人)の切ない過去に

焦点を当てて描かれてたんだと思います。(演者の上手さのお陰でもあるけど。)

 

縦軸自体は進まなかったものの、縦軸の事件を追う真野と富樫には共通点が…。

そう、それは、どちらも「孤独」を抱えた者同士だったという事。

ここの絡め方は良かったです。

 

家族を失い自分だけが残った境遇を抱える真野が、

仲間外れにされ一人ぼっちの富樫に、真相は何なのかを電話で追求するあのシーン。

強く言葉を発する真野に「悲しい目には遭わせたくない」という

彼なりの想いやりが滲み出ていたような気がしました。

 

いつもの脇役の描写に関しても、ノンナ(新木優子)の恋沙汰は

前回に引き続きほぼなかったように思いますし、

虎丸(船越英一郎)の方はすっかり人情深いキャラになっちゃって

最早ホッとしている自分がいます。最初からガミガミキャラにしなきゃ良かったのにねぇ。

序盤の3話くらいの頃と比べると、まーまるで別人みたいになって…

Twitterで散々「うるさい」って言われたのがかなり影響を受けたんでしょう(笑)

 

チームワークで調査する姿、主題歌の入りといい、

話自体なら今回が一番よく出来てるとは思いますが、

虎丸をメインに絡めたせいか、どうも「科捜研ドラマ」じゃなくて

「刑事ドラマ」になっちゃってるのが何とも惜しいんですよね。

でもそう言って科捜研をメインに押し出すと、

この職業がそんなにペラペラ真相を伝えるかぁ?って突っ込みたくもなりますし。

バランスが何とも、何とも……せっかく面白い所はあるのにムズ痒い感じです。

 

あと、何度も言ってるけど…ジュニアさんの事について進めなくて平気なのかー!!

前々回の感想からずっと言及してますが、別にモンペという訳ではありません(爆)

 

 

↓前回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com