最終章とうたった割には、縦軸となる真野(錦戸亮)の過去話が
ほとんど進まなかったのには疑問でしたが…
話自体は多分、今回が一番色々な意味でアラが少ないように感じられました。
見ながら初めて泣けたという事は、それほど富樫(和田正人)の切ない過去に
焦点を当てて描かれてたんだと思います。(演者の上手さのお陰でもあるけど。)
縦軸自体は進まなかったものの、縦軸の事件を追う真野と富樫には共通点が…。
そう、それは、どちらも「孤独」を抱えた者同士だったという事。
ここの絡め方は良かったです。
家族を失い自分だけが残った境遇を抱える真野が、
仲間外れにされ一人ぼっちの富樫に、真相は何なのかを電話で追求するあのシーン。
強く言葉を発する真野に「悲しい目には遭わせたくない」という
彼なりの想いやりが滲み出ていたような気がしました。
いつもの脇役の描写に関しても、ノンナ(新木優子)の恋沙汰は
前回に引き続きほぼなかったように思いますし、
虎丸(船越英一郎)の方はすっかり人情深いキャラになっちゃって
最早ホッとしている自分がいます。最初からガミガミキャラにしなきゃ良かったのにねぇ。
序盤の3話くらいの頃と比べると、まーまるで別人みたいになって…
Twitterで散々「うるさい」って言われたのがかなり影響を受けたんでしょう(笑)
チームワークで調査する姿、主題歌の入りといい、
話自体なら今回が一番よく出来てるとは思いますが、
虎丸をメインに絡めたせいか、どうも「科捜研ドラマ」じゃなくて
「刑事ドラマ」になっちゃってるのが何とも惜しいんですよね。
でもそう言って科捜研をメインに押し出すと、
この職業がそんなにペラペラ真相を伝えるかぁ?って突っ込みたくもなりますし。
バランスが何とも、何とも……せっかく面白い所はあるのにムズ痒い感じです。
あと、何度も言ってるけど…ジュニアさんの事について進めなくて平気なのかー!!
前々回の感想からずっと言及してますが、別にモンペという訳ではありません(爆)
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