スキャンダル専門弁護士QUEEN 4話 感想|危機管理専門なはずなのに

 

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視聴後、いっつも「?」が残るドラマ。

SNSでも同じ思いをされている方は何人も見かけます…(汗)

 

まず、プロフェッショナルな部分が全く感じられないのが致命的なんです。

危機管理専門なはずなのに、氷見(竹内結子)はエスニック系イケメンと大人の時間を。

危機管理専門なはずなのに、仕事は誰かに押し付けて自分は進んでやらないという人ばかり。

危機管理専門なはずなのに、女性陣3人ともでヨガをしに行く。

 

3番目の内容は事情聴取のためだと分かったので、まだ良いんですが…

別に3人で行く必要はありませんよね。

例えば、リーダー的存在の氷見なら、他のママ友や病院から話を聞いてきたりだとか、

事務員の真野(斉藤由貴)なら、それこそよく劇中で使われるSNSやニュース、新聞などで

世間の動向をチェックするとか。

1人1人で役割を持って行動出来るはずなんです。

それを全うせず、しかも誰かに任せっきりにしたら、

少年が自殺しそうになる展開が来たっておかしくありません。

 

解決方法も、ちょっと騒ぎを起こしただけで

簡単に「働き方改革」に繋げてしまったのも残念でした。

政治、絡める必要ありましたか?

少年が精神的に追い込まれたのは、元はと言えばママ友間でのいじめのせいですし、

先生が入院したのだって、モンスターペアレントが過剰に文句を言ってきたせいでしょう。

そんな状態で教員を増やしたって何も変わらないし、またいじめがどこかで起こるだけ。

立ち直れなくなる先生が増えるだけ。

根本的な解決になっていません。

 

だったら最初から、政治を舞台としたお話にした方が面白くなったんじゃないでしょうか。

お金や不倫関係でスキャンダルにまみれた業界ですし…

その方が描き甲斐があるかもしれません。

(「今後次第で化ける」と書くほど1話が面白かったのも、芸能界の闇に特化して

描かれたのが1つの理由だと思いますし。)

日常をベースに社会問題を盛り込む構成にするから、見づらくもなるし、

解決方法もあっけなくてスッキリしないんですよね。

 

どうしてこうなっちゃったかなぁ…何とか挽回出来ないもんかな。

 

 

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