スキャンダル専門弁護士QUEEN 5話 感想|夫の為に全てを失った妻

 

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今回の脚本は二人体制に。

そのお陰なのか、変に時事ネタや社会問題を絡めて話を膨らませず、

あくまでも1つの事件の謎を解き明かしていくミステリー構成になっていて

見やすくはありました。

主人公の過去にまつわる描写もかなり減っていて、スッキリまとまっていた印象。

面白いかどうかは別として…

 

「見やすい」点では、今までの話と比べてかなり上位の出来ではありましたが、

それは逆に、「今まではネタをあちこちに飾り付けて豪華な作りにしただけ」

のドラマだったという事の露呈もしてしまった気がします。

つまり、飾り付けを取り除いたら、エピソード自体が薄いだけのドラマになったという事。

 

どこをどうしたら見応えがあるのか、とか具体的には答えられませんが…

最終的に「夫に尽くしたい妻の心情」を描きたかったのであれば、

夫婦の関係や絆の描写をもっと増やすべきだったと思うんです。

大して人気でもなく地位もない夫に、どんな魅力があって

「この人の為に全てを投げ打ってでも尽くしたい」と妻が思うまでに至ったのか。

妻が夫のどこに惚れて、大胆な行動に出たのか。

そもそも結婚するきっかけは何だったのか。

これらが十分に描かれれば、最後の涙ながらに笑う

片平なぎささんのシーンも心に染みたと思うんです。

今回の話を見た限りだと、別に助ける価値のない自業自得な夫のために、

妻が勝手に犠牲になって解決して終了…という印象にしか感じられません。

もっと二人の心情や境遇を知りたかったのです。残念。

 

二転三転とさせるエピソードの量は、今回くらいで丁度見やすいです。

あとは質ですね。カタルシスが生まれるような質。

最高なメンバー、最高な映像、最高な音楽をせっかく取り揃えているので、

それらを上手く発揮出来ないまま…というのは至極勿体無いです。

 

でも、前回よりは全体的に良くなってはきたので、まだまだ応援はして行きたいです。

ただの視聴者があーだこーだ言ってて、すみません(苦笑)

 

 

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