トクサツガガガ 2・3話 感想|追加戦士じゃなくても仲間は増えてる

 

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※これは4話(2/8放送分)の感想ではありません。2・3話の感想です。

録画が溜まっている…で、ようやく2・3話を視聴。

既に4話が放送された後なので、書きたい事だけざっくり書き残そうと思います。

 

2話「トライガーノキミ」

 

小芝風花さんの全力っぷりが何とも応援したくなる作品なんですけど、

演出の遊びっぷりも、特撮の作り込みっぷりも本当に凄いんですよね…!

「エマージェイソンのテーマ」なんていかにもありそうな感じに曲が出来上がってます。

(あと、4話の内容、見てみたい(笑)内容が気になる。)

そして、「関心なくてたまたまいる人」に見せるがために、

女性誌のファッションポイント記事風に説明するシーンもお気に入りでした。

 

内容の方も勿論見応えはあります。

今回は「人と繋がれる事の幸せ」を、中村(小芝風花)と吉田(倉科カナ)の友情、

チャラ彦の介入、任侠さんとのふれあいを通して描いて行ったんじゃないでしょうか。

 

同じ趣味を持つ友人を持つ事の大切さ。

コミュニケーションを促してくれる人がいる事の大切さ。

ちょっと相手にアタックしてみる大切さ。

 

中村が純粋に楽しんでいるお陰で、吉田が最終的に「好きな物は好きで良いんだ!」と

胸を張るようになった姿が、見ててとても嬉しかった。

この二人の会話の流れも盛り上げ方が上手くて、

「話としては成り立つけど、心の中では全く違う事を考えている」

→「でも"特撮が好きだ"という気持ちは一緒」という結びつけには

感情が高まるものがありました。

 

チャラ彦は全体的に「ズカズカ入ってくるな!」って突っ込みたくはなるけれど、

この人がいなければ、きっと二人の仲はもっと深まらなかっただろうしね。

こういう存在も必要。

ずーっと怖いイメージだった任侠さんも、1つの物がきっかけで

打ち解けあえたようなので良かったです。

 

着々と仲間が増えていて、微笑ましい回でした。

 

3話「ツイカセンシ」

 

タイトルにもある「追加戦士」の詳しい説明と共に、

現実世界でもオタク仲間を増やそう…と、二人が切磋琢磨する回。

分かりやすいし、架空と現実が融合するような画作りが楽しい!

 

さて今回、北代(木南晴夏)は「隠れアイドルオタ」なのが発覚したのですが…

多分世の中には「隠れオタ」の方が多いんじゃないかなぁとも思ってしまいました。

恥ずかしがって大声で好きだと言えずに、内に秘めている人というか。

 

任侠さんやダミアンだって、話しかけるまではどんな人で、

何が好きなのかとか全然分からなかった訳ですし。仲間にもなれなかった。

隠さなくてもちょっとの自信を持てば…

「追加戦士」の特別な形でなくても、じわじわと仲間は増えていくはず。

北代さんも次回で加われると良いなぁ…頑張って欲しいです。

 

ダミアンの言葉「リアルって まるで怪人だね」がとても染みた回でもありました。

オタク同士でのあるあるネタに終わらず、色々な人に向けての応援賛歌のような

作りになってるのも面白いんですよね。

ちゃんと現実と向き合おうとして偉い…ダミアン。

私も小さい頃はダミアンみたいに、ある場所を秘密基地に想像してみたり、

可愛らしいアクセサリーや文房具を「魔法のアイテム」に捉えてみたりとか

やってはいたけど…私の場合は「現実逃避のための妄想」でしかなかったからな(笑)

 

***

 

個人的に「よく考えられてるな〜」と思うのが、主人公の持つスマホケースの色。

オタバレしない程度に、でも「シシレオーが好きだから」で赤を選んだという設定ですよね。

オタクの心理…分かってらっしゃる。スタッフ…!

 

 

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