宿泊先でwi-fiが繋がらないため、
スマホからの簡単感想で。←10日までテンプレです…。
うわぁ…不思議な雰囲気をまとったドラマという印象でしたが、
まさか、ここまである意味「どん底に陥る様」を見せられるとは思いもしませんでした。
3話まででゴン(中村倫也)を、まるで凪(黒木華)を救ってくれるかのような天使の存在に描いた分、
今回ではどれだけ彼がクズだったかを提示する。
一方で、今まで悪者に見られていた傾向のある慎二(高橋一生)が、急に良い人に思えてくる展開に。
話数を使ってのどんでん返し。興味深く視聴しました。
凪も凪で、「この人、おかしくなってる…」と思わせるのには、納得の流れで。
前回では一線を超えそうなラストで締めたものの、
それが今回ではもうズブズブ嵌っていくという急展開の形となりましたが。
「抜け出せない沼に陥る」を表現するには、関係を深めていく様をじっくり描くより
ストンストンと進めていった方が逆に効果的で、その手法によって妙な現実味が増した気がしました。
例を出すなら、アイドルに嵌ったら過去の動画やCD漁りに没頭して、
我を忘れて時間とお金を費やしてしまうのと一緒の原理ですもんね…。
それを彷彿とさせるような過程だったと思います。
また、友達にはハッキリ言えて「自分変われてる」のを実感?しつつも、
肝心な時に限って未だに空気を読んで、好きな人のペースには流されてしまう…
性格はそんな簡単に治せるもんじゃないんだという皮肉も物語に込められていましたね。
とにかく、「シェアしちゃえば良い」って発想が怖すぎる(汗)
凪と慎二が如何に似た者同士かを、クラブから帰宅してからの様子を共通項として、
両者の気持ちを浮き彫りにして見せながらも、
頭クシャクシャや壁に寄りかかるなどの行動をシンクロさせて表す演出も印象的でした。
最後の雨に打たれながらのシーンは…。
初めて凪の前で泣き顔を見せ、初めて凪の為を想って本気で泣いた慎二ですが、
多分、ゴン派から慎二派に移りそうな視聴者が増えたかな?と思わせる瞬間でしたね。
泣き顔見せたなら、今だ!今その調子で自分がどれだけ凪を思っていたかも告白するんだ!
って背中を押してあげたくなるんですけど、
良い方向に行かないのが慎二でね…(泣)
すぐツンケンする言い方になっちゃうのが、彼の勿体ない所なんですよねぇ〜。
時間をかけて、最終回では変われた姿を見られたら良いけども。
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