凪のお暇 6話 感想|「自分に興味持ってくれる人しか好きになれない」にグサリ。

 

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ママ(武田真治)の言葉は、優しく語りかけてるように聞こえて

凄く的を得てくるんですよ…。

「自分に興味持ってくれる人しか好きになれない」

これが特にグサっときた。あぁ、私、凪(黒木華)と一緒だなぁと。

自分から話題を振る事が苦手だからって、いつまでも相手が振ってくれる事を待って、

それでもって自分は聞き上手だと思い込んでた気持ちも分かる。

要は、いつも受け身でいるんですよね。

 

私も人に興味を持って接していると意地張ってるだけで、

実は人に興味がないのかもしれない。

…まぁ、細かく言うと、昔の方がもっと興味を持っていたけど、

持ち過ぎるがあまり相手に強く感情移入して接してしまって、嫌われた事があって、

勝手に傷ついて、それから人とは適度な距離を取るようになったって所かなぁ。

今でも誰かと関わる時は、あんまりグイグイ行き過ぎたら

相手にしつこいって思われてしまうだろうな…という気持ちが先行してしまう。

そんな苦い過去を思い出しながら見ておりました。

 

でも、凪のような「自分に興味持ってくれる人しか好きになれない人」が決して

悪いとは思いませんし、コミュ力に秀でていて社交的な人が全てだとも思いません。

凪が見えない所でマメで律儀な性格を褒めてくれる人がいて、認めてくれる人がいる。

以前だったら社員仲間といううわべ上の友達しかいなかったけれど、

今では関わりたい時に関わって、気軽にゲームやってお酒飲んで、

会話を楽しめる友達だってちゃんといる。

凪は凪のままで、着実に変われてきてる。

最後の「空気は吸って吐くものです」からの主題歌の入りには涙がジワッ…

本当は坂本(市川実日子)さんも、どこかで自分に興味を持ってくれる人を

待っていたんじゃないかなぁ。

前向かなきゃと言い聞かせながらも、心細さがあったんですよね。

 

凪たちが最終的にどう変わって行くのか?も興味深いですが、

慎二(高橋一生)は凪と寄りを戻すのか?

それとも市川(唐田えりか)との関係を進展させるのか?

そして、ゴン(中村倫也)の恋の行方や凪の母の登場、ガレット騒動(?)で

物語はどう進んで行くのか?など、見どころがたくさんあります。

でも、これだけ揃えといて全くゴチャゴチャした作りに感じられないのは、

人々の関わりを通した凪の成長物語という軸が

終始ブレずに描かれているからなんだと思いますね。

この手のものだと主人公が埋もれてしまいがちですが、そうならないのは凄い。

 

一時期はラブコメ&女子受け路線になってしまうのか…という不安もありましたが、

前回、今回と上手く払拭してくれている印象です。

凪の母役が片平なぎささんという事あって、本格的に出番が増えたら

雰囲気がサスペンスな方向に傾いてしまいそうな気がしないでもないものの、

とりあえず、このドラマで私が見たかったものが見れているので、このまま信頼出来そう。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com

 

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PS:

しかしまぁ…考えさせられる所があるとか、「いいドラマだなぁ」って思うと

感想記事を書く時に文章が詰まってしまうタイプでしてね、私(汗)

ついつい更新が遅くなってしまうし、ついついセミの感想は翌日に回してしまう。

裏の金10も中々面白いし、ドラマ好きとしては、う〜ん…贅沢な悩みです(o´v`o)