前シリーズの面影がありましたねぇ。
回を重ねるにつれて、足立(千葉雄大)と留守堂(松田翔太)のラブ展開だったり、
白洲(イモトアヤコ)のウザキャラの強調具合だったり、
課長(仲村トオル)の不倫話だったりと、本筋とは直接関係ないネタが
描かれ過ぎていたので、あくまでも「家を売る」に絞った話になっていたのは良かったです。
…っていうか、不倫相手の女性に関しては前回であっさり退場したのか…?(笑)
今回のテーマは「代わりの効かないモノ」。
課長の「代わりの効かないモノ」はサンチー(北川景子)。
離婚危機の旦那なら、奥さんと今まで過ごした歴史。留守堂ならサンチーへの愛。
それらと同じで、団地に住む母親客は「地域との繋がり」を大事にしていた。
友達とお茶会したり、一緒に買い物をしたり、そんな時間がとても楽しい。
だからここから離れたくない。家よりも地域と暮らしているから。
サンチーの提案力はいつも凄いと思うけれど、それ以上にまず、この世代の主婦の心情を
如実に映し出す脚本が凄いんだよな…と改めて思わされるシーンでもありました。
分譲住宅の件だって、新しい家がズラーッと並べば各々住む家族構成・世代も似てくるし、
自転車だって当然似たようなサイズのものが庭に置かれてくる。
でも、子供を持たない夫婦とっては、それが無意識に
「当たり前」を押し付けられているように感じてしまう。
だから、新婚夫婦の方が住みやすい。
家に住む目的は様々だし、ライフスタイルだって様々。
人だけじゃなく、家の形までも「価値観の多様性」を描くテーマに取り入れるとは!と
意外に思う瞬間でしたね。
お話全体としては、営業マンたちが家を売るシーンが満遍なく描かれていたため、
群像劇寄りで若干薄い印象ではあったものの、
全員が良い仕事を出来たという珍しい回になっていて「成長物語」の点においては
気持ちよく見る事が出来ました。
特に、久しぶりに不動産屋として頼もしい姿を見せる足立の活躍には嬉しくなったなぁ。
最近は乙女な切ない表情ばかりしてたものだから(笑)
ラストでは、餃子をくれた人&人工呼吸した人はマンチッチじゃない!という
まさかのどんでん返しで、逆恨みをする留守堂…で、次回が最終回。
留守堂の逆襲、どんなものになるんでしょうかね。楽しみです。
ところで、その人工呼吸した本人・山田和子なんだけど…
この人形にそっくりやん!
と思ってしまったw
「猿の人形」でググったらこれが出てきて、更に調べたら
名前も「マンチッチ」だったという…意図的に設定&キャスティングしたんだな(笑)
↓次回の感想はこちら↓
↓前回の感想はこちら↓