ハケン占い師アタル 8話 感想|アタルも壁にぶつかる1人の人間だった

 

f:id:rincoro_ht:20190118170947p:plain

 

アタル(杉咲花)が自分と向き合おうとする成長物語であると共に、

7話にわたって築かれた"チームの団結力"で彼女を救うという

お仕事ドラマの要素も絡められた、感動的なお話に仕上がっていました。

 

そう思えたのは、占ってもらう前の人々、社会で働く視聴者と一緒で、

アタルも壁にぶつかって悩む一人の人間には変わりないのだと

知れたのが大きいのかもしれません。

「私じゃなきゃダメな仕事なんてあるのかな」と不安に感じる事、

徐々に自信をなくしてしまう事。

仕事と限定付けなくても、「自分の存在意義」を問う点では

こういう悩みを抱えた事がある人は多いはず…だから、一気に親近感が湧いて

応援したくなりました。

 

積極的に発言したり、空回りしたり、誰かに質問を尋ねてみたり、

いつもの強気で謎めいたアタルとはまた違った新たな面が見られたのも、

新鮮味があって面白かったです。(アタルの心情を思うとちょいと辛いですが)

特に、母・キズナ若村麻由美)に今までの写真を見せる時の

アタルの嬉しそうな表情は印象深いものでした。

序盤の頃は写真をパシャパシャ撮ってるのを見て

「プライバシーに関わるもの勝手に撮るんじゃないよ…」とツッコんでいたのに、

まさかこのシーンで泣けてしまうとは。

…というか、どこかの秘密組織に情報を送る訳でもなかったんですね(笑)

 

キズナがラスボスだからこそ、来週までは浄化させられないだろうな〜と

思っていたのですが、今回でもう解決したのには意外。

でも、何だか意味深な言葉を残してましたねぇ。「自由って結構辛いわよ。」

これを意味しているのが最終回の内容なのか、どうなのか。

だから前振りとしてアタルが倒れたの?

遊川脚本の事だから何かありそうだとつい勘ぐってしまいます…

どうか誰かが死ぬなんて事はありませんように (-人-)

 

杉咲花さんの持つ強気なオーラの遥か上を行く

若村麻由美さんのおぞましい毒親っぷりも、見応えがありました。

冷たい目をして、静か〜に相手の心を蝕んでいく感じ。

両者の力関係がまるで本当の親子みたいです。

 

 

↓次回の感想はこちら↓ 

rincoro-ht.hatenablog.com

 

↓前回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com