視聴後に、まず、一言…
「すごいな。」
いや、毎回毎回面白い展開が来るなぁとは思ってるんですけど、
今回ほど率直に「すごいな。」と呟いた回はない。
だって、序盤で存分にバイクブンブンさせて「気安く触るんじゃねぇ」と言ってのける
男らしさを見せた山下(中村倫也)が退場するんですよ!?
終いにゃあ、由利(横浜流星)の前で頼もしいお兄さん的魅力を発揮させた
雅志(永山絢斗)の方も、ロシア転勤を告げられるんですよ!!?
両者の想いは「好きな人を悲しませたくない」気持ちで固まった今、
少しでも由利を応援して行きたい、支えて行きたい…そんな所ですかね。
人への思いやり、愛情を持って接する姿が二者二様で描かれてきたからこそ
今回の結末までには胸がギュッとなりますし、
ますますこの二人にも報われて欲しいと思えてしまう。
ただの"ライバル"という関係に留まらず、相手の直向きさはきちんと尊重してくれる
優しさで溢れています。
登場人物がそれぞれに切ない過去を抱えてる設定が、上手く活かされている証拠。
序盤で模試を採点するシーンで言った「大逆転」をなぞらえた
構成になっていたのも面白かったです。
雅志と山下の良さを前半でじっくり描いた上で視聴者に
「一歩リードしてるなぁ」「もう少し頑張ったら近づけそうだ」と期待を寄せさせてから、
由利の父に関するハプニングを分岐点として、最後には前半で思った事とは
真逆の変化を見せてくるショッキングな手法を見せてきました。
山下は政界進出。雅志はロシアに転勤。
唐突に漫画(フィクション)ちっくな展開入れてくるやん…とは思いましたが(笑)、
ギャップが大きければ大きいほど余韻が生まれますからね。今回もよく練られてる。
個人的には、前回までライバルで憎まれ役だった牧瀬(高梨臨)が
今回ではどこか晴れやかな性格に変われているのを見て、純粋に微笑ましくもなりましたね。
サバを読んでた事が晒されたのが好転して、本来の自分が出せてるような気がします。
美和(安達祐実)との「最&高」「殺す(ボソッ)」のやり取りも好きなシーンの1つです♪
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