2019年秋ドラマ
去年放送された「おっさんずラブ」がSNSを中心にヒットし、 それを受け映画を作ってからの、続編。 一部キャストの続投に関するゴタゴタがあってからの、 別の舞台として形を変えた事実上の新作品。 …前作は予想以上の評判だったのかもしれないけど、 本作は…
寅次郎(井上優吏)、人生で初めての失恋。 「男はつらいよ」のあの寅さんに育つまでの "エピソード0"感が今までより濃く出ていたとともに、 愛情は親から子供へ、兄から妹へ受け継がれていく…も 車屋の動きを絡めながら描いた回でもありました。 父・正吉(…
いろいろ謎が残っている状態での第一部最終回だったので、 どうやってケリをつけるんだろうと思っていたら… まぁ〜〜中々に滅茶苦茶な話でしたな(笑) しかし、その滅茶苦茶さが逆に清々しい感じもしました。 早く警察頼ろう?とか、なんで彼女を一人にさせ…
今回は野津田(堀井新太)が、過去のトラウマを乗り切る成長回。 とともに、深掘り調査から思わぬ発見が…といういつもの描写過程は多めに省き、 真奈子(松雪泰子)も含めて「失敗から立ち直れる環境・人がある(いる)事の温かさ」 がメインで描かれた回だ…
突き抜けたコメディとシリアスのメリハリが、本作の良さだとして見ているのですが、 今回はそれがないなぁ…所々に楽しさがあまり散りばめられてないなぁ…と 思っていたら、演出家が相沢秀幸さんになっていたのですね。 3話はお仕事ドラマとたまにベタなトレ…
まぁ、振り仮名をふってあるのに「さっしん」を「さつじん」と 読み間違えたって時点で、目も病気なんじゃないか?と疑ってたので、 やっぱり…という感じ。 更に、虫を捕まえるくだりや駒を間違えるくだりからして 多くの視聴者も察しはつくであろうに、 犬…
その粘り強さ。偉いなぁ、たくましいなぁ…蓮太郎(岡山天音)くん。 入社4年目となると、恐らく転職しても何ら差し支えないでしょうし、 私だったら、無断欠勤した気まずさもあるけれど、 あんなに人を馬鹿にした職場にはもう戻りたくないと思ってしまう。 …
良いドラマだなぁと思えると、脚本が良く思えてきて、 次に演出、今度は役者のハマり具合と…どの要素にも良さを見出してしまいます。 私にとって、本作はそんな作品。 特筆すべきは、主演の波瑠さん。 今回のガチ泣きの演技は特に光るものがありました。 個…
前作とはちょっと違って、 初回の演説シーンから「セカンドステージ」をテーマとして提示し続けてきましたが、 今回は、懐かしさもありつつ新しさもある本作の良さが 一番出ていたような気がしました。 桑野の母・育代(草笛光子)にスポットが当たるお話。 …
個人的には、最後に一気に畳み掛けて頭を混乱させる感じのする ちょっとモヤっとしていた事件パートも、 今回は今までより比較的全貌が掴みやすく、3人のやり取りも含めて楽しめた気がします。 いつものバイおディーンタイムまでに、梶山(矢野聖人)と潤(…
まさか、奇妙な世界観のドラマで泣かされてしまうとは…。 そうですよね。大人や子供だけじゃなくて 赤ちゃんが死役所にやって来る事だってあるんですもんね。 今回は、不妊治療を続ける夫婦のお話でした。 マタニティマークを見て、表向きでは頑張ろうとポジ…
其の五「カボチャと喫茶店」 前回でも前々回でも話の筋は通ってるんだよなぁと感心してしまった 満(生田斗真)ですが、今回は極論が面白過ぎる。 ハロウィンとヘロインを一緒くたにするって!! 終いには、武器を持っていたら戦争が始まるとか!! 次々発せられ…
今回の役は一度夢破れた者という点で今までの役とは一捻りありますが、 基本的に天才肌で周りを引っ張っていく系統の多い「ザ・キムタクドラマ」と 従来の日曜劇場の作風は上手く融合されていますね。 もはやレギュラーになりそうな(笑)春風亭昇太さんなど…
今回は、光子(井上真央)や平造(毎熊克哉)との関わりで何かを感じ取ったり、 二人の様子を後ろから見たりする寅次郎(藤原颯音)のカットが多かったので、 彼にとって「思いやりとは何か?」「大人の抱える複雑な心境とはどんなものか?」 を学ぶ回になる…
秋ドラマの視聴リストを作成していた頃は本作の存在を知らない状態だったものの、 深夜ドラマの女王(だと勝手に思っている)で、独特の雰囲気を醸し出す女優として 個人的に一目を置いている池田エライザさんが出演される事。 そして、デザイン会社が舞台に…
こちらも2・3話の感想が書けずじまいで、 最新話を放送する当日になってしまいました(汗) 視聴してから日にちが経っているので、超簡単感想でまとめていきます。 2話「これは私たちだけの秘密」 ドラマにおいて「こんな病院行きたくない〜!!」と思うくらい…
前回(2話)の感想が書けずじまいだったので、3話と一緒にまとめちゃいます〜。 2話「超人気ミステリー作家の密室殺人」 2話の脚本家は福田雄一さんで、ギャグと白目と独特な笑い方のオンパレードといった 良くも悪くもいつもの「福田ワールド」に味付けされ…
今回は少し予想のしやすいお話でしたね。 序盤の工場調査のシーンで、手を入念に洗う社員を意味深な表情で見る 真奈子(松雪泰子)のカットと社長交代の話があったので、 それらは真相解明のヒントとして提示してるんだろうな〜と思ったら… やっぱり、という…
本作の人々、モトカレ(モトカノ)マニアが多い説。 そしてマニアの対象にされているマコチ(高良健吾)は モトカレマニア殺し(笑) いや〜、「海老焼売」を「海老焼き売り」って言っちゃうの、凄いわ。 無自覚な性格故に、発せられる言葉の衝撃度のでかさ…
ニコラス(市村正親)さん。 東帝大学病院を立て直すためにAIと部下を引き連れてやって来ましたけど… その2つの要素をコストカットすべきなんじゃないかと思ってしまう(笑) 前回もそうでしたが、医者側からしたら指令を聞いてから手術しなければならないか…
感情をむき出しにし、思いのままに話し、 正々堂々とぶつかるサクラ(高畑充希)と百合(橋本愛)の対峙シーンは 盛り上がるものがありました。 本音を互いに言えた事で百合は彼女を 「あんた」から「サクラ」と名前で呼んでくれるようになった。 逆も然りで…
皆それぞれに悔しさを抱えていて、 皆それぞれにポジティブな方へと向き合ったり、逆に責めたりしてしまう。 完全に「私、この人と同じタイプだわ!」って人はいないんだけれど、 也映子(波瑠)、幸恵(松下由樹)、理人(中川大志)の心境に 自分の過去を…
今回は「とことん偏屈でとことん変わり者の桑野(阿部寛)の動きを楽しむ」 という点で、ちょっと原点に戻った感じ。 ケンと呼べば振り返ってくれるタツオと、運命の出会いを果たしそうな桑野さん。 新人女優・早紀(深川麻衣)を守るためなら「どうかなあ」…
生死に関して容赦ない残酷さを突きつけられつつ、僅かな希望も感じられる、 見終わった後は不思議な余韻で包まれた初回でした。 自分の事なんて興味もないし嫌っているのだろうと思い込んでいた義父が、 実はいじめ相手に復讐する程 我が子のように大切に思…
好奇心旺盛な主人公・晴(中谷美紀)の個性を際立たせるためか、 向上心なし・積極性なしの経営企画部の面々で対立を図り、 でも一人だけは晴の考えに賛同する若者が…という構図はベタ中のベタといった所。 おまけに、ボス的存在の高山(奥田瑛二)の陰謀描…
捜査過程での獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮(岩田剛典)のやり取りに 江藤(佐々木蔵之介)が加わるコミカルな描写が増えた事で、 今回が一番、気軽に楽しく見られる点では良い作りだったと思いますし、 犯人を追い込む獅子雄の姿には、その切れ者っぷ…
早見(鈴木京香)のいるオーディション会場に乱入する形で出会ったり、 関係ない店で尾花(木村拓哉)が料理作ってくれって頼む→で作る 流れだったり、 前半は90年代の月9を見ているみたいだ…という感覚を覚えました。 主題歌がかかった途端、一気にトレンデ…
其の三「焼きそばと海」 ニートだと早く働けよと思っちゃうし、あれこれ言っても生意気にしか聞こえなくて 基本的にその人が好きになるって事がないんですけど、 なんでしょうね、満(生田斗真)は全然憎めないのです(笑) 例えがめちゃくちゃでもぶっ飛ん…
ああ、良いなぁ…昭和らしい世界観。 ゆったり時間が流れているかのような雰囲気。 全体的に劇伴が抑えめで、あくまでも寅次郎(藤原颯音)の動きと 母・光子(井上真央)との会話に重点を置いた物語に仕上がっていたのが、 そう感じられた理由なのかもしれま…
キャンプを題材にしたドラマと、三浦貴大さんと夏帆さんが隔週で出演される構成が 珍しかった事から、初回を視聴してみました。 いやぁ〜しかし、このような作品が作られるとは…時代ですね。 小学校の時に家族で行ってたキャンプですが、 今や一人だったとし…