同期のサクラ 4話 感想|偏見を持つ事は、自分にも相手にも毒。

 

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その粘り強さ。偉いなぁ、たくましいなぁ…蓮太郎(岡山天音)くん。

 

入社4年目となると、恐らく転職しても何ら差し支えないでしょうし、

私だったら、無断欠勤した気まずさもあるけれど、

あんなに人を馬鹿にした職場にはもう戻りたくないと思ってしまう。

大体、建築士の資格取れないっておちょくった職場仲間や、

特にコンペの時間を伝えなかった部長の方が落ち度がありますよ…。

 

けれども、家族や社員に対して「朝ドラ夫婦のようにニコニコしやがって」

「どうせ俺の事なんて分かってくれない」と、

偏見を持って自分の世界に閉じこもってしまったのは事実で。

大切な仲間と一緒に橋をかけたいという夢をずっと抱えてきた

サクラ(高畑充希)の目的は、そこなんですよね。

蓮太郎のような人は、彼女くらいガツンと言ってやらないと

自分と向き合うのも中々難しいと思います。

 

50歳後半になって活躍出来た人もいるんだよ…という励ましの言葉が

ストンと腑に落ちたのは、それだけサクラが蓮太郎に期待を寄せているのが伝わるから。

真っ直ぐさ。嘘は一切ついた経験がない事。

基本的にコメディタッチで描かれている「忖度しない」性格が

こういったキメる場面で活きてくるんだなぁ…と改めて感じたシーンでした。

 

今年放送されたSP「週休4日でお願いします」でもそうだったけれど、

やっぱり、どこか心が折れているというか、理不尽な世の中を生きていく役所は、

岡山天音さんには似合い過ぎて。

カッターを持った時の闇が垣間見えたような表情にはゾッとさせられて、

自分と向き合ってからは、社員の皆にたどたどしく自分の想いを伝える姿、

俺もラーメン食べよっかな…とポツリと呟く姿には心に響いてしまって。

今までの中で一番泣いてしまった回でもありました。

 

そうそう、冒頭でギター女子高生役として出演された久保田紗友さんや

ラーメン屋の店主の妻役として出演された西尾まりさんで、

過保護のカホコ」を思い出しちゃいました。

別の回にも新たにゲストとして登場してきたりするのかな?

 

 

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