同期のサクラ 5話 感想|社長賞より何倍も嬉しいサクラ賞

 

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今回は葵(新田真剣佑)がメインの回という事もあってか、

滑舌よく元気に喋るシーンが多いな〜と思いながら見てましたが、

なるほど…「あんた、黙ってたら何の価値もないから!」を

言わせるための描写だったのですね。

そして、サクラ(高畑充希)が自分の思った事を中々すぐには伝えられず、

伝えたと思ったらありのまま過ぎてタメ口になってしまう性格で対比をとり、

彼の熱意と頭の回転の速さという"良さ"をより際立たせる作りでもあったと。

 

「大切なのは『勝ち』より『価値』」。

おじいちゃんの言葉がいつにもなく刺さる。

恐らく「兄を見習え」といつも比較されている環境で育ってきた葵だから、

自分は自分で良いんだ…という考え方にはまだ変われないのかもしれないけど、

サクラ達がいてくれなかったら、父の前で感情たっぷりに伝える事は

なかっただろうなぁ…と思うと、彼のこれからを応援したくなってしまいました。

 

前回の蓮太郎(岡山天音)回では、デザイン案をまるで自分の仕事かのように

本気で向き合ってくれる事に温かさを感じ、

今回では葵のためにわざわざ全員集まって祝いの会を開き、

元気のない時には貴重な休憩時間を割いてまで付き合ってくれる事に温かさを感じる。

前回に引き続き、「同期」だからこそのエピソードとして成立していて、

同期がいる事の喜びとこの上ない幸せを

登場人物と一緒に痛感する回でもあったと思います。

 

一方で、お父さんは最後までダメ親のままだったとはねぇ…

案件が中止になるのは方針で決まったんだから仕方ないし、

息子の熱弁で凍結リストから外してもらえる展開になったら綺麗過ぎると思っていたけど、

まさか、ちっとも見方を考え直す匂わせ要素がないとは意外でした。

 

というか…会社も含めて、クズな上司ばっかりじゃないですか?

パワハラ上司・悪口言う社員・お前はコネで入れた!とハッキリ言う上司のいる会社に

同期達が復帰してハッピーエンドの流れを見るとさ…

いっつも「みんな、よく辞めないなぁ」「心が強いなぁ」と

思ってしまうのは私だけでしょうか(笑)

 

 

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