わたし、定時で帰ります。3話 感想|存在感はちゃんと残してる新人くん

 

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平成最後のドラマでした。

ありがとう平成。これからよろしく令和。

最後のドラマが本作なのは、ちょっと感慨深いものがあります。

 

クライアントの典型的な筋肉マニアを「昭和」とするならば、

様々な世代や価値観の持つ人々のいる会社が舞台となっているのが「平成」らしさ。

そして、主人公を完璧マンじゃなく一人の先輩として引き立たせるのは勿論、

新人の心境を"ゆとり"といったダメダメくん以外の描き方で魅せる…のが、

「令和」へのバトンタッチなのかなぁと思います。

その点では、働く社会人がメインのドラマとして、新しい風を吹かせたという所でしょうか。

  

ただ、前回でも書いた通り、ニューヒロインとうたう東山(吉高由里子)のモットーである

「定時で帰る」部分が、やっぱり全然活かされてないような気がします。

私の解釈がおかしいなら別に良いんですが、公式サイトの「はじめに」ページを見ると…

本作は、同名小説を原作に、特に注目を集めている「残業問題」を切り口として、

単なる制度改革ではなく働く人々の意識改革=社会人の持つべき

“ライフワーク・バランス”について描く。

 他にも、曲がった仕事観やブラック企業孤独死などの身近な社会問題を考え直すとも

書いてあるんですよね。

「残業」という点で、1話は"遅刻や定時退社にうるさい"女性を描き、

2話は"育児休暇はとったが時短勤務はしない"女性を描いたので、

ある程度の関連性は見受けられるのですが…

今回の来栖(泉澤祐希)回に関しては、自分にこの場所は向いてるのか、

他人から自分は必要とされているのかといったアイデンティティを問う

話になっていたので、本作のテーマとは完全に逸れてしまったかな?と思いました。

あ、内容自体は面白く見てますよ。

 

最初は自分の何が原因だったのか分かっていない様子で、運良くゴムの味の商品が

バズってしまった事からして、反省せずにまたやらかすんじゃないかな…と不安でしたが、

そんなベタな展開にはならなくて良かったです。

自身がないって所には、歳が近いのもあって共感しました。

私が新人の時も、同期が年下なのに気遣いがちゃんと出来る子で、

自分には何か強みとなる部分があるんだろうかと落ち込む時期がありましたしね…。

ふと思い出しちゃいました。

 

ツンデレなラインを送って来栖の方はハッピーエンド…でこのまま終わりかと思いきや、

諏訪(中丸雄一)のまさかの浮気疑惑!

いや、でも、バーベキューを2人だけでやるイメージってないですし…

写ってないだけで他に男女友達がいるんじゃないかと予想しておきます。

 

 

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