わたし、定時で帰ります。4話 感想|給料日という最大級のご褒美

 

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「私たちには給料日がある」

東山(吉高由里子)のこの言葉だけで、ストンとどこか軽くなったような心地がしました。

 

給料があれば、趣味に費やしたり、自分に美味しいご褒美をあげてみたり、

どこかお買い物に出かけたり…幸せになるには無限の可能性が秘められている

大きな夢や目標がなくたって、自分が楽しめる事だったら良いんじゃないかとも言う彼女。

給料日というご褒美のために、仕事を頑張る人の方が沢山いますよね。

帰っても何もないから会社に泊まってるまでは行かないけれど、

明確な目標もなく将来に関しては漠然としてて…って状況の吾妻(柄本時生)は、

多分、世の中の社会人の鑑でもあったんじゃないかなぁと思います。

だから、今までのキャラより一番共感もしたし、

最後にコーヒーを買いに行こうとする彼の姿を見て、

ちょっと今後を見守りたい気持ちにもなっちゃいました。

 

給料の使い道は吾妻がコーヒーに使うなら、

東山はタイムサービスの小籠包とビールに使う。

どう使うかは自分次第だけど、定時に切り上げようと努力もすれば

労わる時間もその分増える。

サービス残業」の問題解決を飛び越えて、

更に「定時で帰る事の有意義さ」「自分を労わる事の大切さ」

「社会人としての生き甲斐とは何か」といった社会派の要素も

「給料日」という言葉で全てまとめてみせた今回。

お見事でした。妙な爽快感がありました!

特に「定時で帰る事の有意義さ」に関しては、東山が吾妻に効率よく仕事をする方法を

伝授してそれを実践するシーンがあった事で、

残業しないで自分だけの時間を作るのは良い事なんだな…

という説得力も自然に感じられましたしね。

 

仕事していく上での喜びに改めて気付かされ、

吾妻くんの恋の動きや成長っぷりに微笑ましくなり…で、

どちらの意味でも見ごたえのある回でした。今回は文句なしで面白かったです。

 

 

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