わたし、定時で帰ります。5話 感想|役職関係なく、本音は吐き出したって良い

 

f:id:rincoro_ht:20190416233512p:plain

 

歳も近いからか、桜宮(清水くるみ)の「相手に気を遣いがちな自分」「断れない自分」

といった部分にただただ共感しながら見ていました。

 

最初はほんの好意でやっていたとしても、それを受け取った相手側の要求が

徐々にエスカレートして行って、パワハラセクハラかそうでないかの見境がなくなって

結局頭ペコペコする言いなりになってしまう…って事は結構あるんですよね。

どこからが良くて、どこからが悪いのかは、ハッキリ分かるもんじゃあない。

気づいたらハラスメントで追い込まれていた。

その描写が生々しくて、リアルだったと思います。

クライアント側の草加もそうですが、「発言権がないから」と言って遠慮して、

自分で悩みを閉じ込めちゃうのもあるあるで…。

 

そんな状況にいる桜宮を描いてきたからか、

後半の東山(吉高由里子)と種田(向井理)が立ち向かう姿には

かなり爽快感がありました。

それも、「勤務外」じゃなくて「定時内」で解決させるのがカッコイイ!

退勤後はプライベートの時間。

貴重な休みはちゃんと残してあげようとする東山の思いやりが伺えます。

 

強いて言うなら、その直談判のシーンに桜宮も同席させた方が、

東山が(演技とはいえ)種田に本音を言っている様子を見て

「あ、困ったら先輩に相談してみても良いんだ」という今後の成長に向けての

"気づき"を得る事が出来たんじゃないでしょうか。

けれども、友人と一緒に会社を立ち上げる結末になったのは良かったです。

仲良しな人の方が、彼女にとっては本音が言いやすくなるかもしれませんしね。 

 

派遣でも正社員でも、新人でも中堅でも関係なく、

どうしても嫌な事があったら遠慮しないで

誰かに吐き出したって良いんだよという教えを、丁寧に描いてくれた回でした。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com

 

↓前回の感想はこちら↓ 

rincoro-ht.hatenablog.com