PICU 小児集中治療室 7話 感想|ネグレクト少女の扱いが勿体なかったかも?

 

 

以前の感想でも触れたように、吉沢亮さんの目の演技って

いつもこちら側に訴えかけてくるものがあるんですけど、今回は中々凄まじかったですね…。

もうそのために見ていると言っても過言ではないんです(笑)

 

特に印象に残ったのは、南(大竹しのぶ)から衝撃の事実が次々と語られた事、

「私は治療はしない」と独断していた事に対して、

目をかっ開いて食い入るように見てきたシーン。…でも、瞳にはうっすら涙が溜まっている。

"強さ"と"弱さ"が波を打って、同時に襲いかかってくるアンバランスさが、

本当はしんどくて、今にも泣きたい衝動に駆られているのに、

毅然とした態度をとって何とか自分を保とうとしている

武四郎(吉沢亮)の不器用な性格を物語っているように映りました。

武四郎の本来のキャラと馴染んでいるんですよね。

良い役に恵まれたなぁとしみじみ思います。

 

内容に関しては…まぁ、次回予告で南の告白があると判明した以上、

PICUの話ではなくなるとは分かっていたし、予想通りではあったので、

そこについては割愛するとして。

個人的に最も気になったのは、親からネグレクトを受けているらしい

七海(宮崎莉里沙)の扱いが薄かった事でしょうか。

初回で搬送されてきた子供と症状が同じだったのを踏まえると、

描写次第では、初回から地続きで描かれてきた「武四郎の新人奮闘記」が

ターニングポイントを迎え、また1つ壁を乗り越えられた"成長"を演出出来たはずなのに…

南の件、圭吾(柊木陽太)の件とエピソードがまた複数存在しているからか、

あっさりと別の施設に移ったように見えてしまったのが残念。

本作、あれこれと話を広げるのは良いんですが、広げるだけ広げて、

どうも整理しきれていない感じが拭えませんね。

 

圭吾の状態は何も変化がないまま、終盤で一気に異常をきたした辺り、

極端に言えば、今回は次回への"繋ぎ回"だったとも捉えられるでしょう。

南も病気をカミングアウトして、植野(安田顕)に治療法を提案してもらった事ですし…

今度は妊婦の桃子(生田衣梨奈)を巻き込むなんて展開が訪れないと良いんですが。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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