![f:id:rincoro_ht:20190727133531p:plain f:id:rincoro_ht:20190727133531p:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/r/rincoro_ht/20190727/20190727133531.png)
「誰かが喜ぶと、私も……」
今まで数字を合わせる事が仕事のやり甲斐だと感じてきた森若(多部未華子)が
初めて人の笑顔の為に動き、自然と笑みをこぼす姿がとにかく可愛らしく映りました。
中島(松井愛莉)が担当するノベルティバッグが、無事に売り出されるのか。
荒井(筧美和子)の乱入により、森若と太陽(重岡大毅)のギクシャクした恋愛関係は
どうやって解決して行くのか。
今回はこの2つのエピソードが並行して描かれていた印象ですが、
最終的に「イーブンじゃなくても"思いやり"があれば、人を幸せにする事は出来る」
という、森若にとって新たな成長に繋がる話にまとまっていたと思います。
ただ、社外秘の状態のはずのノベルティバッグがオークションで売り出されるなんて、
「情報漏洩」と一緒でかなりマズイであろうに、
バッグを渡した森若も太陽もお咎めナシなのは、ちょっと気になったかなぁ…?
それに森若も、今回の件で別の視点を持ったとは言え、
根本的にはイーブンであり続ける事に拘る
真っ直ぐで正義感の強い女性なのには変わりないのだから…
佐々木(伊藤沙莉)が疑われた時に告白しなかったのも、
あくまでも仕事上の立場として、バッグを要求された事に対して断らなかったのも疑問で。
今までは先輩上司関係なく、思った事はハッキリ言う主人公として描かれていたのが
見受けられただけに、個人的にはキャラにブレがあるように感じられてしまったのが残念。
まぁ、この話はここまでにしておいて…
一方で、初登場の専務・円城(橋本淳)の件。
只者ではなさそうな人物はここまで何人も出て来ましたが、
それを凌駕する程の異質感が漂います。
結果は数字でしか読み取れない、数字が全てだという彼の意見も正しい。
天天コーポレーションに初めて関わる者なら尚更…だけれども、
ジュニアと呼ばれないように必死で、澄ました顔で改革を成し遂げようとする
プライドの高さが伺える姿が痛い。
恐らくラスボス的立ち位置として描かれるのでしょうが、
社内が一丸となって真っ向から挑み、両者が分かち合えるラストになる展開を願います。
「直接顔を見ながらやり取りする事の大切さ」
「機械に頼らず、アナログで経費を調べる意義」を貫いてきた本作なのでね。
応援したいです。
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