前回は、森若(多部未華子)のキャラがブレている点が少し気になり、
あれ?7話までとは方向性が変わってきちゃったかな?と感じましたが。
う〜ん…今回はその不安が増して、
全体的に「犯人探しをする探偵ドラマ」に見えてしまったのが残念。
経理部がアナログで仕事をしているからなのでしょうが、
社員皆がパスワードを提出して一覧を作り、後で自分で更新してね…
っていうのも違和感でしかなくて。
職場は誰のパスワードも知らないものだと思いますし、
もし提出があったとしてもメールで送るか、個人的に報告したりするはず。
そもそもなぜ1人の社員によってファイルで共有させる必要があるのか?と、
今回のパスワード騒動は不思議でたまりませんでした。
内容自体は最終回直前らしく「大風呂敷を広げて前振りを作った」という印象で。
太陽(重岡大毅)との恋愛の行方、アウトソーシング対象の経理部の他に、
天天の買収問題、山崎(桐山漣)と有本(ベッキー)の怪しげな関係、
田倉(平山浩行)と太陽の海外出張、田倉と皆瀬(片瀬那奈)の関係などなど…
森若に関わる登場人物のエピソードが増え、ぎゅうぎゅう詰めの状態になりました。
個人的には、そんなに壮大な話にしなくても…と(汗)
「イーブンである事」をモットーに、1つ1つの経費に地道に向き合う
森若さんの活躍が描かれる所が本作の好きな所だったし、
そこから何か学びを得て、小さな勇気をもらえもした。
今回のチームワークの強さも良かったものの、最終回直前だからこそ
正義感の元で動く彼女のキャラを前面に押し出して欲しかったかなぁ、
という気持ちにさせられました…。
色々あり過ぎて、ちょっとだけ霞んで見えちゃった。
とはいえ、要素を詰め込んだが故に、結末がどうなるのか読めなくなった
ワクワク感も出て来たのは事実で。
最終回こそ、森若さんにバシッと決めてもらいたいです。
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