前回は色々と風呂敷を広げた印象だったので、
着地点はどうなるか…?とちょっと心配しておりましたが、
綺麗にまとまって良かったです。
太陽(重岡大毅)が2年後に香港から帰ってくるのと言い、これは続編が作れそう。
「どんな場所で、どんな仕事であろうと、精一杯仕事するのみ」
森若(多部未華子)の言う通り、これは誰もが考えている事であって。
何が起きても、まずは自分の力で取り組んでみる。
チームで協力し合って情報を共有する。時には営業部も交えて話し合う。
森若の仕事に対する真摯さは勿論の事ですが、天天の社員達も同じく
仕事に向き合っているのが伝わるような、
「働く人はこうあるべし」と視聴者にエールを送る作りになっていた、
お仕事ドラマとしては満足度の高い作品でした。
また、各キャラが立っている事から生まれる会話劇の面白さ、ユルさ、
「真摯に仕事に取り組んでいる」から恋人も真摯に思いやっているというのが分かる
恋愛パートなども、楽しく見られました。
人物描写の設定において全体的にほぼ"ブレ"がなかったのが、
本作の魅力だったんじゃないかと。
「これは経費で落ちません!」と小さな可愛い嘘を付いて見送った所も、
いつものタイトルバックで初めて笑顔を見せるのも。
ただの仕事完璧人間という訳でもなく、時折不器用さと人間臭さを見せてくれる
森若さんは、最後まで大好きで愛らしい主人公。
お仕事ドラマの主人公はこうあるべきで、恋愛パートはこうやって絡ませるべきだという
お手本にもなった作りだったと思います。
経費は関係していないけれど、私も今の職場で今の仕事を頑張ろう!と
見ながらちょっとした勇気をもらえる作品でした。
またいつか、個性豊かな面々にお会いしたいです。
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