これは経費で落ちません! 最終回 感想|真摯な姿勢を貫き通した清々しさ…

 

f:id:rincoro_ht:20190727133531p:plain

 

前回は色々と風呂敷を広げた印象だったので、

着地点はどうなるか…?とちょっと心配しておりましたが、

綺麗にまとまって良かったです。

太陽(重岡大毅)が2年後に香港から帰ってくるのと言い、これは続編が作れそう。

 

「どんな場所で、どんな仕事であろうと、精一杯仕事するのみ」

森若(多部未華子)の言う通り、これは誰もが考えている事であって。

何が起きても、まずは自分の力で取り組んでみる。

チームで協力し合って情報を共有する。時には営業部も交えて話し合う。

森若の仕事に対する真摯さは勿論の事ですが、天天の社員達も同じく

仕事に向き合っているのが伝わるような、

「働く人はこうあるべし」と視聴者にエールを送る作りになっていた、

お仕事ドラマとしては満足度の高い作品でした。

 

また、各キャラが立っている事から生まれる会話劇の面白さ、ユルさ、

「真摯に仕事に取り組んでいる」から恋人も真摯に思いやっているというのが分かる

恋愛パートなども、楽しく見られました。

人物描写の設定において全体的にほぼ"ブレ"がなかったのが、

本作の魅力だったんじゃないかと。

 

「これは経費で落ちません!」と小さな可愛い嘘を付いて見送った所も、

いつものタイトルバックで初めて笑顔を見せるのも。

ただの仕事完璧人間という訳でもなく、時折不器用さと人間臭さを見せてくれる

森若さんは、最後まで大好きで愛らしい主人公。

お仕事ドラマの主人公はこうあるべきで、恋愛パートはこうやって絡ませるべきだという

お手本にもなった作りだったと思います。

 

経費は関係していないけれど、私も今の職場で今の仕事を頑張ろう!と

見ながらちょっとした勇気をもらえる作品でした。

またいつか、個性豊かな面々にお会いしたいです。

 

 

↓前回の感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com

 

↓今までの感想はこちら↓

rincoro-ht.hatenablog.com