これは経費で落ちません! 6話 感想|兎は追う、来る者拒まずの精神。

 

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偶然にも、「凪のお暇」で先日放送された

「縁もゆかりもない人に救われた」というエピソードと重なる回でした。

初めての出会いだからこそ、今までに何の繋がりもない相手だからこそ

得られる刺激も大きいし、目の前の物事に果敢に挑もうという好奇心も湧いてくる。

 

前回は上司の不正を暴き、それが招いた結果に対して

「自分のやり方は正しかったのか?」と悩む森若(多部未華子)の姿が描かれましたが…

経理部には何だか異色で、強烈なキャラに見えた麻吹(江口のりこ)の投入には

ちゃんと意味があったのだなぁと。

 

最初はその個性の強さで

主人公の存在を食ってしまうんじゃないかという不安があったものの、

麻吹は麻吹なりに森若の良さを認めているし、森若もそんな彼女の良さを認めているのが

物語全体を通して伝わって。

経歴や仕事観が違くて、時にぶつかり合う事があろうとも

「仕事に全力で向き合ってる人たち」なのには変わりないのであって。

田倉(平山浩行)とのギスギスシーンも引き伸さず今回で解決し、

麻吹の真っ直ぐさが森若たちを変えていく…とする、

今後の経理部により期待の持てる作りになっていたのが良かったです。

森若さんと麻吹さん。既に連携を取れた仕事っぷりを見るに、

周りから一目置かれる経理部の二大巨頭になりそうでワクワクしますね。

 

そして、夢オチだろうと予想していたキス顔の件。

かわいかった!あれで惚れない人がいないでしょってくらい悶絶した!!!

太陽くん(重岡大毅)もまた森若さんにとっては刺激を受ける一人で、

それが伝わる証拠としては、

だんだん心が開けるようになっているし、無意識に笑顔を見せているという所。

で、森若さんの顔を見てキスはせず、頭ぽんぽんして「ゆっくり行こう」はずるい。

どこで覚えたその手法!(笑)

 

ゲストであるベッキーさんのずる賢い女っぷりも違和感なく。

書類の折り目が付いていない事で不正がバレそうになった時の

「!」という文字が見えるくらいの驚いた表情が、分かりやすいながらも印象に残りました。

 

このドラマは、レギュラー陣もゲスト陣の配役もハズレなしという感じで、

こんな役がハマるんだなぁといった新たな発見を得られますし、

各々の演技力の安定感も含め、本当に楽しめますね。

それに、いつもなら恋愛パートがいらないって思ってしまうけれども、

直向きさの中に不器用さとか可愛らしさとかが織り込まれている人ばかりだから

つい応援したくなっちゃいます♪

 

 

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